特別は闇の中――「グランベルム」2話感想
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こんなかわいい娘を赤﨑千夏以外の誰が演じられようか(反語
グランベルム 第2話「私がここにいるために」
©ProjectGRANBELM

「グランベルム」2話を視聴。「特別」は人を狂わせる。それは、魔力のような超常の力に限らない。そんな風に感じた回。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
一晩帰らなかったことに対する満月のあまりに苦しい言い訳は、磁気を操作する新月の術によって通ってしまう。満月に対する母と妹の怒りは、術という特別な力によって狂わされた。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
だが、人を狂わせる特別というのは術や魔力に限らず存在するものだ。幼少期しか日本にいなかった特別な経験は新月をランドセル高校生というポンコツにするし、寧々の特別幼い容姿は社会人なのに中学生という異常を起こす。特別は、そうやって人を狂わせる。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
特別は人を狂わせるものであり、けして素晴らしいものではない。新月の言葉を象徴するように、「特別」を得ようとして失敗したロサの運命は狂っている。雨の中泣き崩れるのが似合い過ぎてて保護したくてたまらんね。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
狂わされているのは満月も同様で。特別になりたいと異様な献身をしてきた彼女は、魔術についてほとんど知らないにも関わらずグランベルムに参戦するという異様な行動を起こす。そして彼女に溢れる特別な才能は、普通なら不可能に思えるそれを成す可能性を生み出す。不可能を狂わせる。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
そういう風に、特別とは思いの中にも存在する。新月は満月が妙に気になってしまって仕方ないから転校までしてきたし、アンナの新月へ執着は水風呂の中でなお熱を感じさせる。2人もまた、特別な思いに狂わされている。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
満月は新月と呼び、アンナはエルネスタと呼ぶ。このあたりにアンナの満月に劣らぬ思いが見えていい感じにドロドロしてるなと思います。乱暴に言えば「私以外の女に何粉かけてんの!?」という感じかしらん。そんなアンナにロサが対抗意識を燃やしまくってたのもまー今後に期待してしまう#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
そういうわけで、人間関係の深みがぐっと増して感じられました。次回も楽しみです。今更気付いたが満月を演じる島袋美由利、キャロル&チューズデイのキャロル役なのね。全然イメージが結びつかんぞ。#グランベルム
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年7月12日
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