強さの幸せ、弱さの幸せ――「まちカドまぞく」6話感想
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病弱(胃腸を除く)
<お知らせ>
明日は所用によりグランベルム感想は遅れる見込みです。いやそうでなくても時間かかってて遅れがちですがこの作品の感想。
まちカドまぞく 第6話「あすへの決意!! 重いコンダラ止まらない」
©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

「まちカドまぞく」6話。優子は魔族の力に目覚めるまで病弱だった。桃はここ10年ほど薬も使ったことがないほど強健だった。桃が体調を崩す様子に事寄せて、弱さと強さのバランス(調整)を図るようなお話。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
体調を崩した桃は、これまでの多少不器用でもしっかりした普段の彼女とは違う様子を見せる。暗証番号はかわいい語呂合わせ、薬箱の場所が不明などころかまともに用意していない、料理はできない。ポンコツぶりとそれに対する世話焼きは普段の優子と桃の関係をひっくり返したかのよう。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
以前に桃はリリスからフォロー下手と言われていたが、彼女の料理に対する優子の反応(「折角の牛なのに、塩と玉ねぎと炭しか分からなかったので」)も同様の方向になってるのがなんともはや。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
ひっくり返したようなのは関係性に限らない。桃の洗脳のために向かった夢見はむしろ彼女の心の掃除になり、純粋に看護した筈の行為はむしろ生き血を奪取し一層桃にダメージを与える結果になる。魔族の力が戻ったことは魔法少女との戦いを激化させず、むしろ共闘を深めることに……#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
最初に触れたように、桃はここ10年ほど強健だった。それは彼女が弱くなれなかったということだ。涙を目汁と言い張る強さとそれがもたらす淀みを押し込めて、そうしてやっていく筈だった。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
でも、自分といると調子が狂うという優子といることは、桃自身の調子も狂わせるのだ。強くあり続けられないのだ。そしてそれは必ずしも不幸をもたらすわけではない。逆の立場の優子も、また同様に。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
バランスを欠きながらもどうにか収まっていたこの町は、桃から優子に多少でも力が移動することでまた姿を変えていく。それは新たな「調整」が行われていくということであり、桃の強さも優子の弱さもその調整の原動力でも対象でもある。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日
OPでは既に見慣れた3人目も次回登場するようで、それが「調整」にどんな変化を加えていくのか。次回も楽しみです。#まちカドまぞく
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年8月16日

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