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色ボケているのはどちらか――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」72話感想

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 それは見境をなくすもの。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第72話「妖怪いやみの色ボケ大作戦」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 「ゲゲゲの鬼太郎」6期72話を視聴。今回登場した妖怪・いやみは吸い込んだ人を色ボケにしてしまう煙を吐く妖怪。鬼太郎を始め仲間たちは軒並み彼の術にかけられてしまいますが、ねこ娘は煙を吸うことがありません。今回はそれを主軸に書いてみたいと思います。

 いやみの術にかけられてしまった人間は「色ボケ」になると語られますが、色ボケとは必ずしも「誰彼構わず声をかける」ということを指しません。相手が1人であっても、恋愛が思考の中心になってしまっている状態はそれだけで色ボケと言える。ならば、料理を鬼太郎にあげる時の言い回しにもあれこれ悩み、普段と明らかに違う鬼太郎の様子を不審にも思わなかったねこ娘は最初から「色ボケ」しています。術にかかってもいないのに良い機会とばかりにナンパに走った一反もめんも含め、色ボケとはいやみの煙を吸わなくてもなりうるものなのです。

 人を色ボケにするいやみに対して、自分で既に色ボケに陥っているねこ娘。ならばその2人の対決は「どっちの色ボケの方が上か?」ということになります。惚れた相手が自分を好きだと言ってくれる。それはねこ娘が望んでいる状態には違いないし、鈍感な鬼太郎がそんなふうにしてくれる機会はこれを逃せば無いかもしれない。いやみの術を解くのはとてもリスキーな選択なのですが、ねこ娘はそれを拒絶します。理由はその手順が正しくないからではなく、自分がそれでは満足できないくらい欲深だから――この欲深とはつまり「色ボケしているから」と読み変えていいでしょう。それこそは、ねこ娘の色ボケぶりの方がいやみの術より上だという証明になるのです。恋に夢中になることが皮肉に、それでいてコミカルにもひたむきにも描かれた楽しい回でした。

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 しかしまながねこ娘のところまでたどり着けたのが不思議でなりません。途中で見かけた人に声をかけてこの娘がお持ち帰りされないわけがないだろう薄い本待ったなし。

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