小と小を組み合わせて――「ハイスクール・フリート」2話感想

人参の手の混んだカレーは傑作。
ハイスクール・フリート 第2話「追撃されてピンチ!」
© AAS/海上安全整備局

「ハイスクール・フリート」2話。世界に反乱したことになってしまった晴風の少女たち。その小ささと、それが大きなものに立ち向かうために必要なものに触れていく回。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
幼き日のましろは母からブルーマーメイドの帽子を被せてもらうが、小さな彼女の頭には大き過ぎて風に飛ばされてしまった。「あの頃からずっとツイてない」彼女は小さいまま。大きくなりたくてもなれないまま。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
一方で、ましろ以上に小さな背丈と小さな成績で艦長になった明乃は艦内のあれこれに目を配る。バタバタしていたりもするけれど、早々に乗員の顔と名前を覚えるなど適応してもいる。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
晴風配属を「自分の能力より小さい」と感じているましろと、艦長職を「自分の能力より大きい」と感じている明乃。2人の姿は対照的で、しかしどちらか片方だけで晴風の指揮は務まらない。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
カレー(食事)もお風呂も片方だけでは足りない。どちらもなければならないし、どちらも認めなければ生活は成立しない。1人で全ては背負えない。志摩が的確な回答や提案をしても、意味を聞き取れなければ仕方ないように。実弾の使用には艦長と副長両方の承認が必要になるように。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
攻撃してきたアドミラルシュペーから脱出した謎の少女。それを助けに向かう明乃が渡す艦長帽子には、「岬明乃」の名前がはっきり刻まれている。ましろがそれを受け取ることはただの代行引受ではない。明乃が艦長なのだと認めることだ。そして明乃から向けられた信頼を受け取ることだ。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
「海の仲間はみんな家族」。明乃は自分の大切なものを迷わず選び取る。けれど、シャワーを浴びる姿でも見られるようにその背中はやはりとても小さい。この上、親友のもえかからの救援を求められる通信まで彼女は背負えるのだろうか。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月24日
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