小は大を定める――「ハイスクール・フリート」5話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2019年秋アニメ

ミーナはなぜ仁義ない感じの映画を見ることになったのか。
ハイスクール・フリート 第5話「武蔵でピンチ!」
© AAS/海上安全整備局

「ハイスクール・フリート」5話。「大」枠が分かっても「小」が、細部が分からなければ話は詰められない。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
例えば1話で晴風を砲撃し反乱認定した猿島の古庄教官は、その経緯を覚えているがなぜそう判断したのか思い出せない。志摩もなぜ自分が砲撃しようとしたのか分からない。細部が分からない。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
細部が分かれば大枠すら変わることは、晴風の艦上で示されている。明乃は凛の逃げ癖を分解し必ずしも悪いものとしないことでそれを肯定するし、避けられているのではないかというミーナの勘繰りは、自分の歓迎会を準備してくれていたと知ればド感謝に変わる。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
凛を気遣って話しかけるこの場面、「岬明乃」の文字が見えるように艦長帽が映っているのが彼女の仕事ぶりを肯定していてとても気持ちがいい。#はいふり pic.twitter.com/ObL9rtStcV
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
しかしそんな明乃の胸の中は、もえかの安否という細部が埋められずにいる。細部が埋められなければ明乃の大枠は定まらない。それに関して明乃はいつも不安定だ。武蔵と教員艦が戦闘している事態に、そんな彼女が耐えられるわけがない。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
ましろの問いかけに答える術を持たないまま、明乃はスキッパーで飛び出す。小さな少女に戻った明乃の穴は、誰か他の者が埋めなければならない。ましろは指示を出す。凛は明乃が戻れるよう逃げない。志摩は明乃の分まで離れ技をやってのける。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
そして、明乃は見た。もえかが外に必死に助けを求めていることを。彼女が望んで砲撃しているわけではないことを。そのピースを、細部を、「小」を使って、明乃は大枠を定めることができるだろうか。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月27日
関連:
ハイスクール・フリート 感想リスト
ハイスクール・フリート 第1話「初航海でピンチ!」
ハイスクール・フリート 第2話「追撃されてピンチ!」
ハイスクール・フリート 第3話「パジャマでピンチ!」
ハイスクール・フリート 第4話「乙女のピンチ!」

にほんブログ村