心を映す海――「ハイスクール・フリート」6話感想

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ハイスクール・フリート 第6話「機雷でピンチ!」
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「ハイスクール・フリート」6話。武蔵から逃げるのに精一杯で現在位置を見失ってしまった晴風。艦長としての自覚を問われた明乃の心もまた、現在位置を見失ってしまっている。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
ましろの言う艦長の姿は確かにお手本であり、大きな艦の艦長には自然と要求されるものだ。晴風より大きなアドミラルシュペーの艦長、テアもそういう艦長であることをミーナは語る。大は小を兼ねるのだから、明乃がそうあってもおかしくない。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
けれど逆に「畳針で着物は縫えぬ」「杓子は耳掻きにはならぬ」という言い回しもある。大きなものには大きなものの、小さなものには小さなものの良さがあるのだ。胸も砲の口径もそれは変わらない。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
大きなものを小さくしても、小さなものを大きくしても無理や問題は伴う。大きさで洋上補給が困難なために大量に燃料弾薬を積み、優秀な成績の学生を武蔵に集めたことが結果的に問題を大きくしているように。無理にドイツ料理を作っても本式にはならないように。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
明乃にとって、テアやもえかのような艦長像は目指すに大き過ぎる。その海に迷い込めば彼女の艦は迷子にも五里霧中にも機雷に囲まれ動けなくもなる。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
だから、スキッパーで掃海するのも救助されるのも本当は明乃の心の方なのだ。凛に自分が艦長で良かったと言われて、果代子に「艦長」と言われて明乃はまた踏み出せる。迷子になり、機雷に囲まれた自分を助け出してもらえる。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
さて、人体実験の最適なサイズとして自分を選んだ美波の運命は。お風呂に入れる人員の組み合わせが最適な回でした。#はいふり
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月29日
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ハイスクール・フリート 感想リスト
ハイスクール・フリート 第1話「初航海でピンチ!」
ハイスクール・フリート 第2話「追撃されてピンチ!」
ハイスクール・フリート 第3話「パジャマでピンチ!」
ハイスクール・フリート 第4話「乙女のピンチ!」
ハイスクール・フリート 第5話「武蔵でピンチ!」

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