危機と好機の循環――「戦×恋(ヴァルラヴ)」10話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2019年秋アニメ

このお姉ちゃん想像以上に楽しい。
戦×恋(ヴァルラヴ) 第10話「酔う乙女」
©朝倉亮介/SQUARE ENIX・「戦×恋」製作委員会

「戦×恋(ヴァルラヴ)」10話。腹をかっさばいたはずが、拓真の体にミストルテインが宿っていたため失敗したガルム。しかしスクルドは、宝物庫に保管されているのではなく近くにあるのを僥倖と考える。危機と好機は「循環」し、10話全体に行き渡る。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
一千花は単身スクルドの迎撃に現れ、それはスクルドにとって好機のようでむしろ危機になる。エインヘリアル無しと油断すれば、セイズである一千花の圧倒的な強さにガルムとレスクヴァは速攻で制圧される始末。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
一方で一千花の強さを支える超敏感肌は、それ故に山田を敵と誤認し隙を生む。その好機に変身したスクルドは悪魔を多数生み出す能力によって優位に立つが、それがレスクヴァの消耗の危機を招いていると知れば撤退せざるを得ない。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
そういう危機と好機の循環は、戦いだけに限らない。一千花にとって強くなる好機と思えたトレーニング本は詐欺だったし、かと思えばそれを使って彼女を慰めればその目を拓真から逸らす好機にもなる。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
そして、七樹が酔っ払って理性を失うのもまた危機と好機の循環だ。理性を失えばこそ普段からは考えられないような行動を取ってしまう一方、そこには自分の感情に素直な姿がある。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
七樹は恋をしている。戦乙女の恋は、レベルアップを容易にする好機だ。けれどもし恋が破れてしまったら、それは精神的なダメージに留まらないずっと深刻な危機に繋がりかねない。だから酔いが覚めれば、彼女は告白に踏み込めない。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
けれど、戦乙女に限らず恋とは危機と好機が循環するものだ。物語はクライマックスに向け、その普遍をより一層循環させていくだろう。まずは次回の長女・次女の活躍を期待したいと思います。#戦恋
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年12月7日
関連:
戦×恋(ヴァルラヴ) 感想リスト
戦×恋(ヴァルラヴ) 第1話「戦う乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第2話「縛る乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第3話「秘密の乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第4話「奉仕する乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第5話「信じる乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第6話「裸の乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第7話「手繰る乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第8話「強くする乙女」
戦×恋(ヴァルラヴ) 第9話「触る乙女と触られる乙女」

にほんブログ村