2020年新年のご挨拶
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昨年プラスの方向に大きかった出来事としては1つ、アニメ評論家の藤津亮太さんの講座「アニメレビューを書こう」に参加したことが挙げられます(提出稿を少し修正したのが「この世界の片隅に」レビュー)。感想の類は気軽に始められる代わりに方法論も見えにくく、自分なりの書き方が見えてもそれを評価する物差しはなかなか見つかりません。おっかなびっくり参加したこの講座で、「全ての描写は1つのテーマに結び付けられる」という持論が間違っていないと思えたのは大きな自信になりました。アニメ視聴は作品との対話である、という考えを一歩進めて「アニメ視聴ペアダンス論」に至ったことを含めて、2019年は僕にとって1つの完成の年だったように思います。
とは言え、その完成は精々「第1クールの最終形態」でしかありません。今のままではインフレに取り残されていくでしょう。人一倍燃費の悪い思考形式の僕がどうやって取り残されずにやっていくかは、きっと一生の課題です。
スタンスは「人間に接するようにアニメに接接し、アニメを見るように世界を見る」。今年も引き続き書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。