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恋は死と再生の繰り返し――「ゲゲゲの鬼太郎(6期)」88話感想


 やはり魔性の女であったか。



ゲゲゲの鬼太郎(6期) 第88話「一反もめんの恋」
©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
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 「ゲゲゲの鬼太郎」6期88話を視聴。今回は一反もめんの特性が物語に活かされたお話として見ることができました。
 一反もめんは布ですから彼が火に弱いのは当然なのですが、今回はそれに加えて水に濡れると再生すると語られます。火で死ぬ、水で蘇る……しかし、彼はけして肉体だけが死と再生を繰り返しているわけではありません。まーちゃんに振られた彼がショックのあまり気絶した姿からも見えるように、失恋とは言わば恋が死ぬことだからです。
 失恋したい、などと思う人は滅多にいません。それは一反もめんが火が苦手なのと全く同じことで、本質的にそれを克服することなどできはしない。しかし同時に、恋は人を生き生きとさせもします。それもまた、一反もめんが水に濡れて再生するのと理屈としては変わりません。恋に対する人の心の仕組みとは、一反もめんが示した姿そのものなのです。
 燃えて火傷をするのは怖い。そしてそれを恐れず戦ったとしても手に入るという保証はけしてない。それは一反もめんが今回も報われなかったこと、まーちゃんの好意をかわうそが(少なくともこの場では)受け入れなかったことからも言えます。けれど同時に、その傷から立ち直る力も私達は一反もめんのように持ち合わせている。失恋のショックからコロリと立ち直った一反もめんはけして軽薄なのではなく、その都度その都度本気の恋を繰り返せる柔らかなタフさの持ち主なのでしょう。
 お説教として適切なのかどうかはさておき、面白い脇役メイン回でした。

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