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シーズン外アニメ感想「11人いる!」

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 アニメ映画「11人いる!」を視聴。
最近「氷菓」の摩耶花のコスプレで、久しぶりに名前を聞いた人も多いのではないでしょうか(鏡を見ながら)。


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 原作の漫画は「別冊少女コミック」の1975年9月号~11月号に掲載。そして今回の映画は1986年に映画化されたもの。
原作が発表されて10年経ってのアニメ映画化! 他にも1977年のドラマ化(黒歴史?)や2000年代になっての舞台化、それに昨年のドラマでタイトルが引用されるなど、ちょっと調べただけでも熱烈な支持を感じさせる材料に事欠きません。
……といっても僕自身は原作もドラマなどもちゃんと見たことがなく、唯一見たことがあったのがこのアニメ映画版でした。氷菓」のコスプレ登場回で少し書きましたが、バス旅行の際に車内で流されたのを視聴したのです。もうざっと……うわ年数数えたくねえ。

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 訳も分からず見始め、開始10分ほどして現れたタイトルに「おいなんだその題名は!?」と笑ってしまった覚えがあります。が、見始める内にすっかり夢中になってしまい、今となってはどこに旅行に行ったか思い出せないのにこれを見たことだけ覚えている始末に。移動途中のトイレ休憩とかどうしてたんだろう……w 最初は笑ってしまったタイトルも、そのシンプルさのお陰で記憶の片隅に残ってくれていましたし、今になってみるととにかくインパクトがすごい。で、今回「氷菓」で摩耶花が登場人物の1人のコスプレをしたことで一気に記憶が呼び起こされ、懐かしくなって視聴することにした次第。



~あらすじ~

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 人類が宇宙に進出し、異星人との接触・闘争・対話を乗り越え星間連盟に加入した未来。
星間連盟の最高学府「コスモ・アカデミー」を受験した主人公・タダは、最終試験として、ランダムに選ばれた受験生10人で漂流宇宙船「エスペランサ号」に乗り込み53日間を過ごすよう指示される。だが、宇宙船に乗り込んだ受験生は10人ではなく11人だった。ギブアップ以外での本部とのコンタクトは禁止されており、連絡のための非常ボタンを押せば11人全員が不合格となってしまう。
 生まれた星も育った環境も様々、全くの初顔合わせの受験生は、誰が11人目なのか、11人目が何をしてくるのかという不安を抱きながら53日間の生活に臨むことになる……


 ↑の氷菓感想で触れた際に「SFとサスペンスの組み合わさった展開」と書きましたが、あらすじからご理解いただけたでしょうか(映画版なので、原作とは細部の設定が異なっているようです)。誰を信用していいのか分からない、しかし乗り込んで早々に船が一部爆発したり、船の軌道が危険な方向へ向かっていることが判明したり、11人目の作為を感じさせる事故があったりとトラブル続きで、協力しなければそれに対処して合格することもできない。緊迫した状況と、見ず知らずの者同士の間で自然起こる衝突や理解が途切れることなく続き、視聴者にも緊張感を途切れさせません。

 そんな犯人は誰だ状態の11人は以下の面々(括弧内は愛称)。

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タダトス・レーン(タダ)
CV:神谷明
 本作品の主人公。真面目で優しい、正に優等生といった性格。高い基礎能力だけでなくチートじみた直感力を持ち、それが度々物語を大きく動かします。
1986年ということもあり、神谷明の演技が落ち着いた青年役にマッチしている印象。

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フロルベリチェリ・フロル(フロル)
CV:河合美智子
 本作品のヒロイン(疑問符は付けない)。蓮っ葉な程に気風がよく、明るい性格。
CVの河合美智子は女優や歌手として有名なようですね。この映画でも挿入歌を歌っています。
ちょっとした秘密があるのですが、「氷菓」の13話で部長があっさりバラしてますねwww

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マヤ王バセスカ(王さま)
CV:田中秀幸
 先日王位を継いだ、愛称通りの王様。試験は力試しのつもりで受けに来たので、合格しても母星に帰る予定。
リーダーシップはあるが経験不足の感も否めず、良くも悪くも11人を引っ張っていく事に。

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ソルダム四世ドリカス(四世)
CV:古川登志夫
 王さまと近い星の貴族の子息。そんな関係もあって王さまとすぐ打ち解ける。
王さまからも信頼を寄せられ、彼の片腕的存在に。

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アマゾン・カーナイス(アマゾン)
CV:鈴置洋孝
 狩猟が盛んな惑星出身で、彼自身も体力に自信があるが志望は宇宙工学コース。
タダ、フロルと同室で接点も多い。何か声聞いてるだけで懐かしい。

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チャコ・カカ(チャコ)
CV:柏倉つとむ
 褐色の肌と天パが印象的な、落ち着いた風貌の青年。実はサイボーグで番号は008……ということはないが、影の薄さはそんな感じ。

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ドルフ・タスタ(赤鼻)
CV:塩屋浩三
 アッガイを駆……らない。まあ、なんというか見た目通りの性格と立ち位置。

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トト・ニ(トト)
CV:TARAKO
 恐らくメンバー中最年少。比較的マスコットポジションに近い。

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ヴィドメニール・ヌーム(ヌー)
CV:若本紀昭
 全身鱗に覆われた、他のキャラとは明らかに異質な外見のキャラ(作中でも驚かれていた)。
一方で性格は思慮深く、母星の宗教に基づいた含蓄のある発言も多い。
演じているのは旧名時代の若本規夫。別にぶるぁぁぁとか言わない。

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ガニガス・ガグトス(ガンガ)
CV:玄田哲章
 がっしりとした体格と、思いやりのある性格を併せ持つ男。作中ではなだめ役に回ることが多い。
トラブルに見舞われることの多い不運なキャラでもあるがその分出番も多く、タダには深い信頼を寄せることに。
ガンガになら掘られてもいい……とは言わないが、久しぶりに見てもナイスガイ過ぎてあの日の僕が泣いた。

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グレン・グロフ(石頭)
CV:池水通洋
 頭蓋骨の構造が気になる外見の、真面目な男。ヌーが哲学的に落ち着いているというなら、こちらは理性的に落ち着いているといったところ。

 ……と、派手なキャラ立ちではないもののあからさまな怪しさもなく、誰が11人目なのか分からないまま物語が進んでいきます。


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 ちなみに、フロルの服装は「氷菓」で摩耶花が扮したコスプレとは意匠も配色も異なっています。これは摩耶花の衣装が原作準拠で、映画版の方がデザイン変更されていたよう。




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 10数年以上経って久しぶりに見てみると、序盤は少し出来事が多すぎるように思いましたが、一方で後半からの描写にたっぷり時間が割かれており、終わってみれば駆け足感を残さず90分に収まった内容になっています。最後に11人が決断をするシーンはすっぽりと記憶から抜けてしまっていたのですが、彼らの疑心暗鬼が頂点に達して起こる事件の少し後に描かれるだけに、一度は見たはずなのにジーンと来てしまいました。物語の最後を飾るフロルの一言も、他のヒロインにはとても言えないフロルならではの台詞。
 デザイン自体はさすがに年代を感じるものではありますが、映画ということもあって作画はどのシーンもとても良好。見始めてしまえば、あっという間に時間が過ぎていくことでしょう。公開から20年以上が経過した今見ても、十分に楽しめる作品だと思います。

 あの時車内でこの映画を流してくれたバスに、そしてそれを思い起こさせてくれた「氷菓」に感謝したくなる素晴らしい視聴時間でした。ありがとう!
原作はその後の小話もあるようだし、この際文庫本版でも買ってみようかな……?
*2012/8/10 文庫本版感想を書きました。 



 EDテーマをスペインの人が初音ミクに歌わせてみたものがありました。折角なのでこちらも。



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2 Comments

ハマの三文芝居  

初めまして。
ブログ村のトーナメントから来ました。

懐かしいですね!! 11人いる!
私も映画や原作などは知らず、このアニメ映画しか見たことがないのですが、何度も見ました。
というかビデオを持っています(笑)

当時は世界観も設定も何もかもに驚いた覚えがありますが、今考えてもけっこう面白い設定ですよね。
まして犯人がこの中にいるわけですから。

互いを疑いながらもトラブルをひとつずつ解決していく様子にドキドキハラハラしてたのを思い出しました。

2012/07/25 (Wed) 21:09 | EDIT | REPLY |   

闇鍋はにわ  

はじめまして。ビデオお持ちなんですか!今となってはかなり貴重ですね。DVDも出ていますが店頭だとレンタル探すのも大変だし……

SFは門外漢ですが、無限に広がる宇宙の中で宇宙船を密室にしてしまう設定、そして疑っていても協力が必要となる設定は本当に秀逸だと思います。今回見返してみても、はっとするほど面白かった。
コメント、ありがとうございました。

追伸
エターニアもちょっと懐かしいですw こちらはお祭りゲーなどで度々出番がありますけど……

2012/07/25 (Wed) 23:00 | EDIT | REPLY |   

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