いいえ、もう春です/ゆるゆり♪♪他2012/9/17~9/18アニメ感想
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TARITARI 第12話「重ねたり 響いたり」
織田信奈の野望 第11話「金ヶ崎の退き口」
人類は衰退しました episode.12「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」
ゆるゆり♪♪ 第12話「さらば主人公、また会う日まで」
氷菓 第22話「遠まわりする雛」
漫画感想(「ゆるゆり」8・9巻)

秋アニメのネット配信情報がなかなか出ません。10/1のTOKYO MXの放送圏拡大もあるので、どの道放送直前まで視聴予定は暫定のものしか作れないのだけど。
闇皇さんから申請をいただきまして、当ブログと「闇皇記」がブロともになりました。アニメや映画、日々のあれこれなど幅広く書かれているサイトです。よろしくお願いします。
TARITARI 第12話「重ねたり 響いたり」

最後に向けて頑張ったりつまづいたり、でも止まらなかったり。




来夏「それでも、私達は歌いますから!」
賛同してくれる人はいるけれど、可決には至らず。ただこれが田中の大道具の頑張りに対して被服部(?)が応える下地にもなっているわけで。細かな所で情報積み重ねているのが素敵。眼鏡っ娘部長が素敵。そしてこの中で一際背の小さい来夏が一番気炎を吐いているのが、この子はずっとこうだったよなという感じがする。



ウィーン「僕は信じてるよ」
田中「いや頼む!諦めるわけにはいかねえんだ!」
紗羽「どうしようもなくて諦めなきゃならないこともあったけど、私はこの文化祭がそうだとは思えません!」
何の保証もない状況で、各人ができることをそれぞれ精一杯やっているのが皆格好良い。いつだって自分達で踏ん張ってきた彼らだからこそ。




一方で田中→紗羽のフラグはちゃっかり補強。珍しく言いよどむ田中や、撮り方に注文をつける紗羽のやりとりが微笑ましい。撮らせてもらった写真を結局自分用にしてしまうささやかな独占欲も、ほのかな感情の芽生えを感じさせる程度で話全体をボカさない。

田中「クオリティ低かったら馬で踏むって」
浜田「はあぁ~いっそ踏まれたい」
本人にじゃないぞ馬にだぞwww 本人にならともかくそれは遠慮したい。ああでも見上げるアングル自体はOK。



教頭「リフレインするフレーズに、ちょっと癖があるわね。……あ、でも、この歌……まひるを感じるわ」
もちろんこの後のシーンも素晴らしいのですが、個人的にはこの言葉と柔らかな表情が今週の教頭のベストショット。その直前の、教頭への感謝や聞いてもらっていることへの喜びと感謝がにじみ出た和奏の顔も素敵。
和奏を見て咄嗟に隠そうとした心をあっさりと開く曲、そして、そうさせたのは教頭にとってまひるが、その曲を聞いて彼女を感じられるほど大事な存在だったから。まひるともう話をすることはできない、でも彼女を感じることはできる。そして、あの時のまひるの心を代弁するように、和奏にも大事な友達がいる。時間だとか生死だとか、そういったものを飛び越えて繋がる気持ちがたまらなく胸を打ちました。




さて、次回はいよいよ最終回。こんなにいい気持ちで最終回を待てるアニメがあるとは思わなかったです。
織田信奈の野望 第11話「金ヶ崎の退き口」

金ケ崎の退き口後半から、物語は一挙にクライマックスへ。



良晴「そうだ、生きて帰れば信奈に勝家に長秀さん、織田が誇る美女達がとびっきりの笑顔で迎えてくれるぜ!」
なんでみっちゃん入ってないんだよバーカバーカ! だが池田恒興と佐々成政まで引っ張ってきた点は評価する。



直隆「一人残らず叩けぇーっ!」
真柄姉妹大暴れ……は序盤のみ。とはいえ戦闘好きな感じの笑顔がいい味出してました。特に直隆はモーパイの茉莉香役が印象深い小松未可子という事もあって出番以上に印象に残る。馬鹿でかい刀は有名な真柄の大太刀ですね。長さ175cmというギャグみたいな武器。しかし君達、主君の前に見えないw
真柄直隆と太郎太刀(1yard)

大筒www 鯨波兵庫かお前はwww 杉谷善住坊のスコープ付き火縄銃といいツッコんだら負けか。




南蛮の格好っていうか完全に現代衣装だろうこれw もっともこの時代にタキシード着てる時点で野暮は言いっこなし。でも義元はその髪飾り外した方がいいと思います。そして信澄が完全に女装。



復活から松永久秀が信奈の心の闇を拾い上げていく様は、上手い事付け入っていて○。ただ彼女、信奈なら自分達のような日陰の存在も救ってくれると考えて降伏したはずですが、今の信奈の性格だとそういうようにしてくれるかちょっと疑問。良晴が死んだとは思えないですが、来週どのタイミングで出てくるかは気になる所。
人類は衰退しました episode.12「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」

過去編後編。今期の視聴アニメでは最初に最終回を迎えた作品となりました。



わたし「挟まっているのは部屋の鍵じゃなくて次のリドルの紹介状かもしれない、バカバカしくなったんですよ。所詮は相手のルール上の謎解きです」
わたしちゃんの推理解説タイムは素直にその頭脳に感心。逆に何故それでいじめうんぬんは決めつけに近かったのか疑問だったりするのだけど。



のばら会の面々の正体はいじめの黒幕より笑えなかったわけですが、それでもなんだかんだで付き合ってしまうのができているというかなんというか。誰でも何かしら他人に言えない要素は抱えているものですが(行き過ぎた少年同士の友情への愛とか)、それが全てでもないのでしょうし。とはいえあれを見た後で普通に接するのはなかなかできない。

わたし(自分にだけ伝家の宝刀がある悪友。この剣は、大事に大事に抜いていきたいと思います)
分かりやすい腹黒www



ようせいさん「おつとめしゅーりょー……ともだち?」
最初は妖精さんが何をしていたのかよく分からなかったのだけど、感想まとめで「1f」を見て納得。そうか、妖精さんは存在するだけで少し不思議なことが起こるんだっけ……「少し」不思議なのがポイント。最後に見た夢の中で、ようせいさんと言葉を交わす度に「わたし」が幼くなっていくのも印象的でした。
タイトルに騙された闇鍋はにわさん……という感じで見始めましたが、皮肉とブラックなギャグ、その癖しんみりとさせる要素を混ぜ込んで物語にした他にない作品でした。変則的な構成には少し戸惑いましたが、2話のチキンに絶大なインパクトがあったのでOK(というか、その1点についてはあの瞬間が最大風速だった)。中原麻衣の抑制しつつもかわいげを抜ききらない演技も素晴らしく、「わたし」の比重が大きなこの作品をしっかりと背負えていたと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
ゆるゆり♪♪ 第12話「さらば主人公、また会う日まで」

2期もとうとう最終回。1期の時以上に終りが来るのを早く感じる……



1本目はごらく部4人だけでのやりとり。2期からの要素もありつつも、原点に立ち返ったような話でした。初期の話のような気がしていたけど7巻収録。



2本目はオリジナルの演劇。ネタ自体は基本やったことのおさらいなのだけど、毒リンゴがトメイトゥになるしょうもなさに笑う。喉に詰まらないだろ!



花子「櫻子が鈍いせいで、ひま姉の大変だし」
向日葵がヤキモチ焼くのは少し新鮮。というか、大室家では姉妹公認なんだなあこの二人w



そういえば、今期の最初は舞台で巨大像から現れるあかりだったっけ。あちらは劇場、こちらは体育館ですが、なんだか一つのステージを見ていた気分。
確かに終わったと思うんだけど終わった気がしない。ブルーレイは予約済だし、是非3期を期待したいです。とはいえ、何よりスタッフの皆様、お疲れ様でした。
大室家は最後まで存分に櫻子が残念だったw
氷菓 第22話「遠回りする雛」

最終回。

ゆるゆり見た直後の視聴で、みかしーがおばさん役をやっているという状況に吹く。モブ部員とかこれまでも出演してはいましたが……


永井一郎、石塚運昇、西村知道、千葉繁、二又一成、田中正彦……ちょい役でも声優が豪華な傾向はありましたが、今回は校外ということでベテラン揃い。千葉繁とか新作アニメでは久しぶりに聞いた気がする。この人や二又さんのコミカルな声を聞くと幼少期に見たアニメに戻ったような安心感がwww




最終回に来ての福部と摩耶花の出番は少なめ。とは言え、納得できるのが悔しい。奉太郎の「どうだ、その後」や、摩耶花の「うん、聞いた」から、前回福部がかけた電話やその後がぼんやりと感じられます。盗まれたのではなく盗んだ事を明かすのは、『保留』を解除するに等しいわけですから、即ち……
先週の話の後だと、福部に抱かれるイメージを払拭するにはきっと相当な話数がいる。だからこそ前回の話は最終話の一つ前で、今回彼の出番は少なく抑えたのかなと思います。画面に映った福部は以前のように飄々として見えましたが、彼が自分のしたことについて現在どんな思いを抱いているか、二人の付き合いがどんなものなのかは想像する他ありません。ただ、摩耶花には幸せになってほしいなあ。



える「私はここを、最高に美しいとは思いません。可能性に満ちているとも思えません。でも、折木さんに紹介したかったんです」
えるが奉太郎に紹介したかった景色が、ぐるりと回転して示されるカメラワークは珍しくも見事。丁寧に描かれた、素晴らしいわけでもない、でもえるが離れることのできない光景。
彼女が奉太郎に語った事の意味については、『妄想詩人の手記』さんがきれいに語ってくれていて、あまり自分の言葉で語り直すものが見つかりません。
氷菓 第22話(最終回)「遠回りする雛」(妄想詩人の手記)
ただ、そこからの奉太郎のプロポーズ未遂については、今回の事件の犯人の答え合わせが示唆的であったように思います。



奉太郎「それより、お前はどうしてあいつだと思ったんだ?」
える「それは、その……いろんな人の面子を潰して平気でいられる人が、小成さんの息子さんしか思いつかなかったからです」
奉太郎「……なるほど」
奉太郎が理論を積み重ねて犯人特定に至ったのに対して、心情面から一足飛びにそこに至るえる。こうした手法の違いは、「愚者のエンドロール」でも見られたものでした。

える「私と本郷さんが、似ていたからだと思います。……あ、なんだか恥ずかしいですね。実は、私も人の亡くなるお話は嫌いなんです」
奉太郎が自分のミスを認めたくなかった時、それを納得させたのは彼女でした。二人が二人、それぞれに足りないものがあって、でも同じ所へ行く事ができる。だからこの二人なのかなと。

「青春は、優しいだけじゃない。痛い、だけでもない。」
書く機会がないまま最終回まで来てしまったのですが、本編と直接関係のない所で印象的だったのがブルーレイ&DVDのCMナレーション。引用の言葉は最初の内はあまりピンと来なかったのですが、話が続くに連れてこの作品を端的に表したものだと感じるようになりました。ナレーションが他の誰の役をやるでもない遊佐浩二と言うのがまたニクい。感傷的でなく、また(奉太郎達の)同世代的でもなく、優しく苦味の聞いた話し方なのが打ってつけでした。

財布事情でブルーレイは買いませんでしたが、感想の書き甲斐では前期・今期を通して1番の作品でした。色々記憶を呼び起こされたり、ちくりとするものを感じさせられたり……全体として、しんみり楽しませてもらったなと思います。スタッフの皆様、素晴らしい作品をありがとうございました。あ、OAD付きの漫画版3巻は買います。
<漫画感想>
ゆるゆり (8)巻 (百合姫コミックス)

ゆるゆり (9)巻 (百合姫コミックス)

というわけでアニメ2期が終了したゆるゆりの8巻、9巻を読了。10巻は冬発売予定とかなもり先生なもり過ぎ。9巻も全編描き下ろしだし。
収録分でアニメになっているのはさくひま婚姻届回だけなので、アニメ視聴済みでも新鮮に読める内容になっています。アニメ終わるまで読むの待ってたのに残念なような嬉しいような。
2期はやや影の薄かった綾乃ですが、漫画では千歳とのやりとりや主役回などもあり、アニメでの出番にちょっと物足りなさを感じた人にはいい補完になるのではと思います。特に9巻収録の主役回はいつもと違う衣装から始まり、気がついたらおめかししてのデートになっていたという流れからちょっとだけ素直な彼女がかわいい。
そして櫻子はより一層おバカキャラが定着して常時無双状態。京子とはまた別のフリーダムっぷりが毎度予想外の方向に話を持っていく。
10巻、そしてアニメがきっとまた見られることを楽しみにしてます。

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