俺と契約を結べ!/中二病でも恋がしたい!他2012/12/20アニメ感想
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<記事内アンカー>
中二病でも恋がしたい! Last Episode「終天の契約」
めだかボックス アブノーマル 第11箱「これにて一件落着!」

金曜更新分は土曜延期の予定でしたが、水曜深夜の2作分の感想が書けてしまったので分割前倒し更新。
中二病でも恋がしたい! Last Episode「終天の契約」

凸守「いやですよう先輩、凸守です。凸守早苗です」
この状態の凸守は凸守でクラスメートから心配されたんじゃないかなあ、とか。そして語尾の感じが微妙にくみん先輩っぽい。



なんとも最終回らしい、これまでが繋がる話でした。Liteの中学生時代の勇太って、六花も見てたのねw
以前は2人だけだった場面を、今度は友人達が後押ししてくれるというのも上手い見せ方だったとおもいます。美しいけどどこか足りなかった場面に、かっちりピースがはまった感じというか。


しかしこれ抜作先生じゃないの?w



勇太「そう、違う。俺があいつに言いたかったのは、してあげたかったことは、こんなことじゃない」
書けてしまったので、と先に記しましたが、実は見終わった時は正直ピンと来ていませんでした。勇太が本当に言いたかったこと、そしてしてあげたかった事って何だったんだろう?と思ったのと、六花は「元に戻った」のかなという疑問があったからです。
分からないから、あちこちの感想を見て回りました。そして、不可視境界線の向こうは正に死の彼方であり、六花はもともと六花なりに父の死を受け止めていたんだ……という感想を見て初めて、そうしたものに答えを見つけられた気がします。



勇太「つまらないリアルへ戻るのか、それとも、俺と一緒にリアルを変えたいと思わないのか!」
勇太が本当に六花に言いたかったこと、してあげたかったことは、「父が死んだ現実を受け入れよう」ではなく「その悲しみを乗り越えよう」だったのだと思います。もちろん、その前提には死の受け入れが必要なわけで、勇太はそのために六花に中二病をやめさせようとした。ですが、実際の六花は死の受け入れ自体は既にしており、中二病は現実から目を背けるためではなく耐えるためのものでした。それを奪ってしまえば、六花が力をなくしていくのは当然。悲しみを乗り越えるどころか、耐える事もできない。
六花が悲しみを乗り越える方法は不可視境界線の向こう、中二病の中にしかない。だから勇太は、最後に中二病を肯定するのです。リアルには存在しない、六花がパパにさよならを言える場所。つまり悲しみを乗り越えられる場所へ彼女を連れていくために。



そう考えると、六花が「元に戻った」わけではないことが分かります。今の彼女は、ただ父の死に実感を持てなかった六花じゃない。邪王真眼で悲しみに耐えていた六花でもない。ダークフレイムマスターによってパパにさよならした六花です。悲しみに耐えるのではなく乗り越えた彼女は、もう中二病である必要はないとすら言える。でもやめない、かっこいいからw
以前の六花にとって、中二病は悲しみへの対抗手段だった。でも今の六花にとっての中二病は、純然たる「好きなもの」です。ある意味六花は、最終回でようやく真正の中二病にかかったのだと言えます。



かつて六花の中二病に過去の出来事が深く関わっている事が分かった時、僕は嬉しさと同時に寂しさを感じたと書きました。六花というキャラが深く掘り下げられる反面、中二病と過去が余りに深く結び付いてしまうと「中二病の女の子」という偶像性が失われてしまうからです。実際、過去が明らかになってからのこの作品は「中二病の女の子の話」というより「トラウマ持ちの女の子の話」でした。中二病はたまたまトラウマ対策になったに過ぎません。ですが、六花は最終回でパパにさよならし、そしてトラウマの絡まないただの中二病になった。これってすごいことだと思うんですよ。キャラを更に掘り下げて、その上で偶像性を取り戻してしまったんだから。だから僕は、パトカーに念波を送ったり、勇太に邪王真眼を見せたがる彼女に笑い、そして安堵を覚えることができる。そう、間違いなくこの子は「小鳥遊六花」という「中二病の女の子」だ。この作品って、「中二病の女の子の話」でも「トラウマ持ちの女の子の話」でもなく、「女の子が中二病になる話」だったんですね。



もう少し描写を足してもいいんじゃないかなと思う時はありましたが、キレのあるギャグとどこまでも勇太と六花を中心に据えた甘酸っぱい(あるいは甘痛い)ストーリーは起伏に飛んでいて、毎週安心して見させてもらいました。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
<おまけ>







一色「いいですよそんなもの継承しなくても!」
最後のくみん先輩は中二病演技の天使。いや今回最初に先輩を見た時は本当に焦った。再び一色に気持ちがシンクロしてしまったぞwww この演技の間、昼寝、いや瞑想はどうしてたんでしょう。枕も骨枕デザインか何かとか演技に合わせてたんだろうか。できればもう一度寝顔が見たかったなあ……癒しはあっても貫禄のなかった彼女でしたが、最終回の彼女は先輩らしかったと思います。先輩、お疲れ様でした。添い寝させて下さい。
先週の感想:中二病でも恋がしたい! Epidsode 11「片翼の堕天使」
めだかボックス アブノーマル 第11箱「これにて一件落着!」



本編最終回。王土戦の決着ではあるのだけど、めだかが王土と越えるというより格の違いが明らかになるというものだし、思いっきり次のエピソードの幕開けなのでむしろ1期より分割クール作品の前期っぽい内容なのがなんとも。



とはいえ、球磨川の登場はそれだけでインパクトがあるのも確か。次回はオリジナル回ということで、最後を球磨川に任せるとなるとどんな話になるか想像が付きません。ともあれ、話は見てからだ!
先週の感想:めだかボックス アブノーマル 第10箱「みんなを幸せにするためには」

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中二病でも恋がしたい! Last Episode「終天の契約」
めだかボックス アブノーマル 第11箱「これにて一件落着!」

金曜更新分は土曜延期の予定でしたが、水曜深夜の2作分の感想が書けてしまったので分割前倒し更新。
中二病でも恋がしたい! Last Episode「終天の契約」

凸守「いやですよう先輩、凸守です。凸守早苗です」
この状態の凸守は凸守でクラスメートから心配されたんじゃないかなあ、とか。そして語尾の感じが微妙にくみん先輩っぽい。



なんとも最終回らしい、これまでが繋がる話でした。Liteの中学生時代の勇太って、六花も見てたのねw
以前は2人だけだった場面を、今度は友人達が後押ししてくれるというのも上手い見せ方だったとおもいます。美しいけどどこか足りなかった場面に、かっちりピースがはまった感じというか。


しかしこれ抜作先生じゃないの?w



勇太「そう、違う。俺があいつに言いたかったのは、してあげたかったことは、こんなことじゃない」
書けてしまったので、と先に記しましたが、実は見終わった時は正直ピンと来ていませんでした。勇太が本当に言いたかったこと、そしてしてあげたかった事って何だったんだろう?と思ったのと、六花は「元に戻った」のかなという疑問があったからです。
分からないから、あちこちの感想を見て回りました。そして、不可視境界線の向こうは正に死の彼方であり、六花はもともと六花なりに父の死を受け止めていたんだ……という感想を見て初めて、そうしたものに答えを見つけられた気がします。



勇太「つまらないリアルへ戻るのか、それとも、俺と一緒にリアルを変えたいと思わないのか!」
勇太が本当に六花に言いたかったこと、してあげたかったことは、「父が死んだ現実を受け入れよう」ではなく「その悲しみを乗り越えよう」だったのだと思います。もちろん、その前提には死の受け入れが必要なわけで、勇太はそのために六花に中二病をやめさせようとした。ですが、実際の六花は死の受け入れ自体は既にしており、中二病は現実から目を背けるためではなく耐えるためのものでした。それを奪ってしまえば、六花が力をなくしていくのは当然。悲しみを乗り越えるどころか、耐える事もできない。
六花が悲しみを乗り越える方法は不可視境界線の向こう、中二病の中にしかない。だから勇太は、最後に中二病を肯定するのです。リアルには存在しない、六花がパパにさよならを言える場所。つまり悲しみを乗り越えられる場所へ彼女を連れていくために。



そう考えると、六花が「元に戻った」わけではないことが分かります。今の彼女は、ただ父の死に実感を持てなかった六花じゃない。邪王真眼で悲しみに耐えていた六花でもない。ダークフレイムマスターによってパパにさよならした六花です。悲しみに耐えるのではなく乗り越えた彼女は、もう中二病である必要はないとすら言える。でもやめない、かっこいいからw
以前の六花にとって、中二病は悲しみへの対抗手段だった。でも今の六花にとっての中二病は、純然たる「好きなもの」です。ある意味六花は、最終回でようやく真正の中二病にかかったのだと言えます。



かつて六花の中二病に過去の出来事が深く関わっている事が分かった時、僕は嬉しさと同時に寂しさを感じたと書きました。六花というキャラが深く掘り下げられる反面、中二病と過去が余りに深く結び付いてしまうと「中二病の女の子」という偶像性が失われてしまうからです。実際、過去が明らかになってからのこの作品は「中二病の女の子の話」というより「トラウマ持ちの女の子の話」でした。中二病はたまたまトラウマ対策になったに過ぎません。ですが、六花は最終回でパパにさよならし、そしてトラウマの絡まないただの中二病になった。これってすごいことだと思うんですよ。キャラを更に掘り下げて、その上で偶像性を取り戻してしまったんだから。だから僕は、パトカーに念波を送ったり、勇太に邪王真眼を見せたがる彼女に笑い、そして安堵を覚えることができる。そう、間違いなくこの子は「小鳥遊六花」という「中二病の女の子」だ。この作品って、「中二病の女の子の話」でも「トラウマ持ちの女の子の話」でもなく、「女の子が中二病になる話」だったんですね。



もう少し描写を足してもいいんじゃないかなと思う時はありましたが、キレのあるギャグとどこまでも勇太と六花を中心に据えた甘酸っぱい(あるいは甘痛い)ストーリーは起伏に飛んでいて、毎週安心して見させてもらいました。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
<おまけ>







一色「いいですよそんなもの継承しなくても!」
最後のくみん先輩は中二病演技の天使。いや今回最初に先輩を見た時は本当に焦った。再び一色に気持ちがシンクロしてしまったぞwww この演技の間、昼寝、いや瞑想はどうしてたんでしょう。枕も骨枕デザインか何かとか演技に合わせてたんだろうか。できればもう一度寝顔が見たかったなあ……癒しはあっても貫禄のなかった彼女でしたが、最終回の彼女は先輩らしかったと思います。先輩、お疲れ様でした。添い寝させて下さい。
先週の感想:中二病でも恋がしたい! Epidsode 11「片翼の堕天使」
めだかボックス アブノーマル 第11箱「これにて一件落着!」



本編最終回。王土戦の決着ではあるのだけど、めだかが王土と越えるというより格の違いが明らかになるというものだし、思いっきり次のエピソードの幕開けなのでむしろ1期より分割クール作品の前期っぽい内容なのがなんとも。



とはいえ、球磨川の登場はそれだけでインパクトがあるのも確か。次回はオリジナル回ということで、最後を球磨川に任せるとなるとどんな話になるか想像が付きません。ともあれ、話は見てからだ!
先週の感想:めだかボックス アブノーマル 第10箱「みんなを幸せにするためには」

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