全然半熟じゃないですよ、お母様/琴浦さん12話他2013/4/2感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2013年冬アニメ漫画
<記事内アンカー>
琴浦さん #12(最終回)「伝えたい言葉」
漫画感想(「名探偵マーニー」2巻、「ドリフターズ」3巻)

<春期アニメ更新内容変更のおわび>
RDGとゆゆ式の放送日間違えてた!
というわけで定例更新編成を見直しました。あとサムライブライドを追加しました。
聖闘士星矢Ω→日曜更新に移動
ゆゆ式→水曜更新に移動
RDG→金曜更新に移動
サムライブライド→水曜更新に追加
修正、申し訳ありません。
「恋と選挙とチョコレート」「いますぐお兄ちゃんに妹だっていいたい!」のキャラクターデザインを務めた春夏冬ゆうさんがライトスタッフを退社……ということで、いま妹の今後の展開はほとんど期待できないことに。ブランドであるSpriteからは新作が発表されるようだけど、一体どうなるのかしらん。
琴浦さん #12(最終回)「伝えたい言葉」



母と踏み出す1歩、真鍋くんと通じ合う心。2つの重点を「言葉にしないと通じない気持ち」という線で結んだ構成が最終回らしく豪華。
特に母親が琴浦さんに別れを告げた時のもう一つの表情は、読心能力の限界という意味でも心の難しさという意味でも衝撃的でした。和尚が琴浦さんと母を結び付けようとし続けたのは、あの顔を見ていたからだったんだな。
例によってニコニコチャンネル配信で見たわけだけど、琴浦さんの寝言を聞いた母の表情を弾幕で隠した人は許されざるよ!いや爆笑したけどさ!
真鍋くんとの心と言葉双方での気持ちの伝えあいはまあ、うん、そりゃあちこちで壁がなくなるわ。



絵柄とのギャップを最大限に活かした第1話という引き、毎回が最終話と言われるような全く出し惜しみのない展開……心のひだを細かく、かつ分かりやすく描いたドラマティックさには驚かされるばかりでした。心の醜さを描きつつも、基本的には根っからの悪人がいない作者の優しい目線も印象的(だからこそ、二重人格とはいえ月野の扱いが際立ってしまうのでしょうが)。
笑えて、重くて、幸せな気分になる。1クール、まっすぐ視聴者に訴え続けた作品であったと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
前回の感想:琴浦さん #11「スタンド・バイ・ミー」
<漫画感想>
名探偵マーニー 2 (少年チャンピオン・コミックス)


木々津克久の「名探偵マーニー」2巻を読了。今回も1話完結の粒揃いなエピソードがぎっしり。心温まるエピソード、切なくなるエピソードなど相変わらず多様ですが、1番印象に残ったのはゾッとしたエピソード、「NTR」。友人の彼女を寝取った男に仕向けられる、静かな復讐。男が蜘蛛の巣に自由意志(という名の習性)で飛び込む姿は、刃物の激情よりずっと深く沈積した怒りを感じました。本当、よくネタが続くな……
ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)


平野耕太の「ドリフターズ」3巻を読了。ジャンヌ・ダルクを撃退し、進撃を続ける豊久達。オッパイーヌの石壁の使い方を始め、「やろうと思えばこういう使い方もできるんじゃないか」を遠慮なく展開していくなあ。豊久のヒラコー版戦闘民族と言ったぶち抜けぶりが相変わらず気持ちいい。敵前で馬かっ捌いて食事しだして、かつそれが恫喝になるのは破天荒にも程があるw
この話が面白いのは、古今東西の有名人を集めたバトルものである以上に、国取りものである点ですね。漂流者を呼び寄せた男は彼らが世界の姿をどんどんと変えていくことを願っているようですが、実際、豊久や信長はこの世界の姿をどんどんと変えていく。この世界に新技術をもたらすだけでなく、既存のものの姿も変えていく。各々が己の矜持は守りながら、遠慮なく化学反応を起こしていく様が実に驚きに満ちています。
単行本出るのが遅いのが唯一の泣き所ですが、いざ出て読めばお釣りの出る位の興奮が味わえるのがニクい。また先になるであろう続刊が楽しみです。

にほんブログ村

【言及】
http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5045.html
琴浦さん #12(最終回)「伝えたい言葉」
漫画感想(「名探偵マーニー」2巻、「ドリフターズ」3巻)

<春期アニメ更新内容変更のおわび>
RDGとゆゆ式の放送日間違えてた!
というわけで定例更新編成を見直しました。あとサムライブライドを追加しました。
聖闘士星矢Ω→日曜更新に移動
ゆゆ式→水曜更新に移動
RDG→金曜更新に移動
サムライブライド→水曜更新に追加
修正、申し訳ありません。
「恋と選挙とチョコレート」「いますぐお兄ちゃんに妹だっていいたい!」のキャラクターデザインを務めた春夏冬ゆうさんがライトスタッフを退社……ということで、いま妹の今後の展開はほとんど期待できないことに。ブランドであるSpriteからは新作が発表されるようだけど、一体どうなるのかしらん。
琴浦さん #12(最終回)「伝えたい言葉」



母と踏み出す1歩、真鍋くんと通じ合う心。2つの重点を「言葉にしないと通じない気持ち」という線で結んだ構成が最終回らしく豪華。
特に母親が琴浦さんに別れを告げた時のもう一つの表情は、読心能力の限界という意味でも心の難しさという意味でも衝撃的でした。和尚が琴浦さんと母を結び付けようとし続けたのは、あの顔を見ていたからだったんだな。
例によってニコニコチャンネル配信で見たわけだけど、琴浦さんの寝言を聞いた母の表情を弾幕で隠した人は許されざるよ!いや爆笑したけどさ!
真鍋くんとの心と言葉双方での気持ちの伝えあいはまあ、うん、そりゃあちこちで壁がなくなるわ。



絵柄とのギャップを最大限に活かした第1話という引き、毎回が最終話と言われるような全く出し惜しみのない展開……心のひだを細かく、かつ分かりやすく描いたドラマティックさには驚かされるばかりでした。心の醜さを描きつつも、基本的には根っからの悪人がいない作者の優しい目線も印象的(だからこそ、二重人格とはいえ月野の扱いが際立ってしまうのでしょうが)。
笑えて、重くて、幸せな気分になる。1クール、まっすぐ視聴者に訴え続けた作品であったと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
前回の感想:琴浦さん #11「スタンド・バイ・ミー」
<漫画感想>
名探偵マーニー 2 (少年チャンピオン・コミックス)

木々津克久の「名探偵マーニー」2巻を読了。今回も1話完結の粒揃いなエピソードがぎっしり。心温まるエピソード、切なくなるエピソードなど相変わらず多様ですが、1番印象に残ったのはゾッとしたエピソード、「NTR」。友人の彼女を寝取った男に仕向けられる、静かな復讐。男が蜘蛛の巣に自由意志(という名の習性)で飛び込む姿は、刃物の激情よりずっと深く沈積した怒りを感じました。本当、よくネタが続くな……
ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)

平野耕太の「ドリフターズ」3巻を読了。ジャンヌ・ダルクを撃退し、進撃を続ける豊久達。オッパイーヌの石壁の使い方を始め、「やろうと思えばこういう使い方もできるんじゃないか」を遠慮なく展開していくなあ。豊久のヒラコー版戦闘民族と言ったぶち抜けぶりが相変わらず気持ちいい。敵前で馬かっ捌いて食事しだして、かつそれが恫喝になるのは破天荒にも程があるw
この話が面白いのは、古今東西の有名人を集めたバトルものである以上に、国取りものである点ですね。漂流者を呼び寄せた男は彼らが世界の姿をどんどんと変えていくことを願っているようですが、実際、豊久や信長はこの世界の姿をどんどんと変えていく。この世界に新技術をもたらすだけでなく、既存のものの姿も変えていく。各々が己の矜持は守りながら、遠慮なく化学反応を起こしていく様が実に驚きに満ちています。
単行本出るのが遅いのが唯一の泣き所ですが、いざ出て読めばお釣りの出る位の興奮が味わえるのがニクい。また先になるであろう続刊が楽しみです。

にほんブログ村

【言及】
http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5045.html