十分と完璧は違うよ/翠星のガルガンティア8話他2013/5/27感想
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<記事内アンカー>
翠星のガルガンティア 08「離別」
這いよれ!ニャル子さんW 第7話「プールサイド、血に染めて」

ベローズがボイン的な意味だけでなくいい女で素敵。
翠星のガルガンティア 08「離別」

ベベル「あのね、これ……預かるだけだから。だからいつでも戻ってきて!」



エイミー「メルティ、本当に行っちゃうの?」
サーヤ「フランジの船を出て、ここに残れないの?」
メルティ「じいちゃんのこと、放ってはおけないって……まさか私んちの船が、ガルガンティアを離れるなんてね。私もびっくり」
仲良し3人組も別れ別れに、というのはガルガンティアからの一部船団の離脱を一気に身近にしてくれて分かりやすい。船団の別れって、こういうものの集合なんだなあ……翻弄される3人の友情が、船団をめぐる大きなドラマと対になってガルガンティアの生活を描いているのも印象的。



エイミー「お祭りの時、レド楽しそうだった。笑ってたんだよ? でも今は、初めて会った時より苦しそう。きっと、あの時のレドが本当のレドだったのに」
レド「銀河同盟と同じになれば、ベベルは生きていけない。エイミーにはそんな別れを味わわせたくない。エイミーを悲しませたくない。だからヒディアーズを、倒す……!」
先週、レドはかつてのレドに戻ろうとしているのかなと思ったのですが、けしてそういうことではなかった。かつて彼がいた場所では存在を認められなかった身体的に弱い人間、ベベル。彼のような存在を守りたいという、レドの望みと意思のこもった言葉は、1話の彼に戻ろうとしているのではなく、ガルガンティアでの変化の上に今の彼の行動があるんだなと感じられました。チェインバーとしては、レドのこの変化はどのように評価する所なのかしらん。
ただ、エイミーは今のレドは最初より苦しそうだとも指摘しています。それはエイミーが「自分を大事にしてほしい」と言っているように、他人の幸せを守る事を知っても、自分が幸せになるという観点はまだ持てていないからなのではないでしょうか。きっと、まだまだ気付けていない気持ちがたくさんあるのです。



レド「今までありがとう。翠の波の、恵みあらんことを」
翻訳機を介することなくかわせるようになった言葉。そんなにも馴染んだのに語られるのが相手の無事を祈る言葉=別れの言葉なのが切ない。ただ、できればこの言葉はもっと以前から他の人に言わせておいて欲しかったかな。レドがここで受けた変化と、それに対する感謝の感じられる美しい言葉だっただけに、もう一段下敷きがあればと思わずにいられない。




ベローズ「ピニオンに笑われちまってね。周りが見えてねえ、それじゃ仲間を信用してないのと一緒だ、って」
ベローズ「あんたがやらなきゃならないのは、誰に何を頼れば上手くいくか考えることじゃないのか」
ベローズのこの台詞は、マジェスティックプリンス5話のランディの言葉とも重なる部分がありますね。あちらは戦いが仕事であり、こちらは船団の運営が仕事。前者は行動として分かりやすく、後者は肌感覚で理解しやすいものになっていたかなと思います。
このアドバイスをするのがレドに「分からなかったら聞けばいい」と言ったベローズなのは納得だし、かつて彼女に同じ事を言ったのがピニオンなのはバランス感覚があって素敵。船団を離れる者と残る者、互いが敵意を持っているわけではない、けして片方が間違いだらけなわけでもない……見ていて、いい意味でモヤモヤさせられます。



リジット「ありがとう……ございました……」
リジットがフェアロックの顔を撫でるシーンは、実際の葬式を思い出してなんとも言えない気持ちになりました。冷たいんですよね、遺体の頬って。寒さで冷え切った手ともまた違う。そうしてまた一つ、死を受け入れる。









リジット「私は、前船団長の愛したガルガンティアを、皆さんの暮らしを乗せたこの船団を守りたい。ですが私の力では、ここを去りたいという人々を引き止めることすら出来なかった。私は……無力です。だからこそ、皆さんに力を貸していただきたい。もし皆さんがこの船団を、私達の生活の砦、ガルガンティアを守りたいと、そう思って下さるのなら……どうか、私を助けて下さい」
仲間を信じて、マジェプリのイズルはスルガに託した。そしてリジットは自らの無力を認めた上で助力を求めた。このあたりは信じる相手の数やその距離の違いもあるでしょうが、イズルは「ザンネン5」であり、リジットは「優秀な補佐役」であったことも大きいのではないかなと思います。
いつも自然体のイズルに対して、リジットは常に気を張っている所がありました。頼るためには、自分の弱さや不足を認めなければならない。「1人でなんでもできる人間」という仮面外すこと。それが、リジットの船団長としての最初の仕事でした。それを象徴するように髪を解くシーン、そして最期に夜が明けるのは実に美しかったなあ……あ、眼鏡まで外したらどうしようと思ったのはここだけの秘密な!
さて、そうしたわけでとうとう分かれてしまったガルガンティア船団。レドとエイミーが再会できるのはいつになるのでしょう。気がかりな要素は色々ありますが……
前回の感想:翠星のガルガンティア 07「兵士のさだめ」
這いよれ!ニャル子さんW 第7話「プールサイド、血に染めて」



息抜きプール回、というわけで平常運行。1週休み明けということに合わせたような前エピソードと登場人物のおさらいっぷり。
パロディーは映像的なものより台詞ものが多かったですかね。ニャル子とクー子の対決シーンにガンダムW(含むEW)やらグレートマジンガーを突っ込むフリーダムさは相変わらず。DAISKI!は見てないので分からないw
またプール回ということで水着シーンたっぷり。王道ニャル子やスク水ニーソのクー子、子持ちに見えない頼子とどれも魅力的。



だが後半のキャプ画は全てルーヒーに割くぜ!おねショタフリフリ水着眼鏡っ娘!役満じゃないか!
前回の感想:這いよれ!ニャル子さんW 第6話「エンジテミル」

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翠星のガルガンティア 08「離別」
這いよれ!ニャル子さんW 第7話「プールサイド、血に染めて」

ベローズがボイン的な意味だけでなくいい女で素敵。
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ベベル「あのね、これ……預かるだけだから。だからいつでも戻ってきて!」



エイミー「メルティ、本当に行っちゃうの?」
サーヤ「フランジの船を出て、ここに残れないの?」
メルティ「じいちゃんのこと、放ってはおけないって……まさか私んちの船が、ガルガンティアを離れるなんてね。私もびっくり」
仲良し3人組も別れ別れに、というのはガルガンティアからの一部船団の離脱を一気に身近にしてくれて分かりやすい。船団の別れって、こういうものの集合なんだなあ……翻弄される3人の友情が、船団をめぐる大きなドラマと対になってガルガンティアの生活を描いているのも印象的。



エイミー「お祭りの時、レド楽しそうだった。笑ってたんだよ? でも今は、初めて会った時より苦しそう。きっと、あの時のレドが本当のレドだったのに」
レド「銀河同盟と同じになれば、ベベルは生きていけない。エイミーにはそんな別れを味わわせたくない。エイミーを悲しませたくない。だからヒディアーズを、倒す……!」
先週、レドはかつてのレドに戻ろうとしているのかなと思ったのですが、けしてそういうことではなかった。かつて彼がいた場所では存在を認められなかった身体的に弱い人間、ベベル。彼のような存在を守りたいという、レドの望みと意思のこもった言葉は、1話の彼に戻ろうとしているのではなく、ガルガンティアでの変化の上に今の彼の行動があるんだなと感じられました。チェインバーとしては、レドのこの変化はどのように評価する所なのかしらん。
ただ、エイミーは今のレドは最初より苦しそうだとも指摘しています。それはエイミーが「自分を大事にしてほしい」と言っているように、他人の幸せを守る事を知っても、自分が幸せになるという観点はまだ持てていないからなのではないでしょうか。きっと、まだまだ気付けていない気持ちがたくさんあるのです。



レド「今までありがとう。翠の波の、恵みあらんことを」
翻訳機を介することなくかわせるようになった言葉。そんなにも馴染んだのに語られるのが相手の無事を祈る言葉=別れの言葉なのが切ない。ただ、できればこの言葉はもっと以前から他の人に言わせておいて欲しかったかな。レドがここで受けた変化と、それに対する感謝の感じられる美しい言葉だっただけに、もう一段下敷きがあればと思わずにいられない。




ベローズ「ピニオンに笑われちまってね。周りが見えてねえ、それじゃ仲間を信用してないのと一緒だ、って」
ベローズ「あんたがやらなきゃならないのは、誰に何を頼れば上手くいくか考えることじゃないのか」
ベローズのこの台詞は、マジェスティックプリンス5話のランディの言葉とも重なる部分がありますね。あちらは戦いが仕事であり、こちらは船団の運営が仕事。前者は行動として分かりやすく、後者は肌感覚で理解しやすいものになっていたかなと思います。
このアドバイスをするのがレドに「分からなかったら聞けばいい」と言ったベローズなのは納得だし、かつて彼女に同じ事を言ったのがピニオンなのはバランス感覚があって素敵。船団を離れる者と残る者、互いが敵意を持っているわけではない、けして片方が間違いだらけなわけでもない……見ていて、いい意味でモヤモヤさせられます。



リジット「ありがとう……ございました……」
リジットがフェアロックの顔を撫でるシーンは、実際の葬式を思い出してなんとも言えない気持ちになりました。冷たいんですよね、遺体の頬って。寒さで冷え切った手ともまた違う。そうしてまた一つ、死を受け入れる。









リジット「私は、前船団長の愛したガルガンティアを、皆さんの暮らしを乗せたこの船団を守りたい。ですが私の力では、ここを去りたいという人々を引き止めることすら出来なかった。私は……無力です。だからこそ、皆さんに力を貸していただきたい。もし皆さんがこの船団を、私達の生活の砦、ガルガンティアを守りたいと、そう思って下さるのなら……どうか、私を助けて下さい」
仲間を信じて、マジェプリのイズルはスルガに託した。そしてリジットは自らの無力を認めた上で助力を求めた。このあたりは信じる相手の数やその距離の違いもあるでしょうが、イズルは「ザンネン5」であり、リジットは「優秀な補佐役」であったことも大きいのではないかなと思います。
いつも自然体のイズルに対して、リジットは常に気を張っている所がありました。頼るためには、自分の弱さや不足を認めなければならない。「1人でなんでもできる人間」という仮面外すこと。それが、リジットの船団長としての最初の仕事でした。それを象徴するように髪を解くシーン、そして最期に夜が明けるのは実に美しかったなあ……あ、眼鏡まで外したらどうしようと思ったのはここだけの秘密な!
さて、そうしたわけでとうとう分かれてしまったガルガンティア船団。レドとエイミーが再会できるのはいつになるのでしょう。気がかりな要素は色々ありますが……
前回の感想:翠星のガルガンティア 07「兵士のさだめ」
這いよれ!ニャル子さんW 第7話「プールサイド、血に染めて」



息抜きプール回、というわけで平常運行。1週休み明けということに合わせたような前エピソードと登場人物のおさらいっぷり。
パロディーは映像的なものより台詞ものが多かったですかね。ニャル子とクー子の対決シーンにガンダムW(含むEW)やらグレートマジンガーを突っ込むフリーダムさは相変わらず。DAISKI!は見てないので分からないw
またプール回ということで水着シーンたっぷり。王道ニャル子やスク水ニーソのクー子、子持ちに見えない頼子とどれも魅力的。



だが後半のキャプ画は全てルーヒーに割くぜ!おねショタフリフリ水着眼鏡っ娘!役満じゃないか!
前回の感想:這いよれ!ニャル子さんW 第6話「エンジテミル」

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