あったー!/革命機ヴァルヴレイヴ10話感想
- CATEGORY: Wisp-Blog
- TAG: アニメ_2013年春アニメ

また脱力しそうなサブタイだと思ったら皮肉な代物だった。どうしようコメディーパートに触れ辛い。
革命機ヴァルヴレイヴ 第10話「恋の選挙公約」



サキ(2人ぼっち終了か……)
今回は問題のシーンに至るまでの描写として、サキが疎外感を覚える様子が折に触れて描かれていました。特に上述の『2人ぼっち』、5話ラストの重要な台詞だった筈なのに直後のキスシーンとサキのエキセントリックな性格、そして6話がどちらかというとサキの外部との付き合い方に後半の比重が置かれてたのですっかり忘れてた! まあ、それでもこの台詞があったおかげでサキとハルトの関係性の変化を認識できたわけで、心情のアンカーとしては分かりやすく機能してくれた印象。




ハルト「大切な人が泣いてるんだ、今無茶しないでいつするんだ!」
ショーコ「ありがとう、ハルト。私選挙に出る! 私もハルトと一緒に戦いたいの。守ってもらうだけじゃなく、隣に並べる私でいたいから」
悩んでいた彼女の背中を押す一幕として、ハルトとのやりとりは分かりやすい。1人で助けに行ってくるというのはぶっちゃけバカなんだけど、そう言えるあたりにハルトのショーコへの想いの強さは感じられる。そりゃ覗き見していたサキとしてはしょぼくれるしかない。
ただ、ここのところショーコがリーダーシップを発揮してなかったのはやっぱり不満ではある。総理という形にならないにしろ、独立宣言という大方針を決めておいてその後何も関わっていないのは無責任。あの時既に彼女は「守られるだけの自分」ではもういられない道を選択していたと思うのだけど……
こうした部分で言えば、七海先生の放送にうんうん頷いていたサトミにも不満はあるのだけど。選挙をすることにしろ選挙公約の内容にしろ、サトミの立場ならやろうと思えばとっくに手を付けることができたんじゃないの?と思ってしまいました。






ショーコ「確かに、私達は戦争をしています。いつ死ぬか分からないです。だから文化祭をやりたいの!だって、今だけかもしれないんだよ?学生でいられるの。部活も修学旅行も体育祭も、やりたいこといっぱいある!一つも諦めたくないよ! ねえみんな、もっと欲張りになろう! それはきっと、頑張る理由になる!」
演説内容についてはシンプルに彼女らしい。大変な立場になっても自分達が学生であることを大事にしたい……というのは、子供だけの王国という(ある種いびつではあるが)この組織の異常な変質を防ぐのにも有効でしょうし。彼女がこの精神性のままでいられたなら、きっと咲森学園はギルクラの天王洲第一高校みたいなことにはならないんだろうな、と感じさせてくれました。



まあ今更4話の独立宣言に立ち返るような話をするわけもなく、その影で発作のせいでハルトとサキがとんでもないことになってるわけだが! ボクジャナイーボクジャナイー
思わず「うわあ……」となってしまう見せ方が嫌らしい。ショーコがまっすぐなキャラであることそのものが裏のシーンとのギャップを引き立てているのも皮肉。さて、この昼ドラじみた事態にショーコの精神性は耐えられるんだろうか。




サキ「ショーコさん……勝ったって」
一方でサキについては、ようやくショーコと同じラインに立てた感。これで再び「2人ぼっち」。キス、神憑き化、そして今回のセクロス。気持ちでハルトと結びつくショーコと対照的に、彼女は肉体でハルトと結びついていくんですね。どうにもキャラクター性の薄いハルトは、気持ちと肉体のどちらに引き寄せられ、そしてどのように変わっていくのでしょう。
前回の感想:革命機ヴァルヴレイヴ 第9話「犬と雷」

にほんブログ村

【言及】
http://magi111p04.blog59.fc2.com/blog-entry-1037.html
http://wondertime.blog31.fc2.com/blog-entry-2264.html
http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5158.html
http://hibikidgs.blog.fc2.com/blog-entry-1698.html
http://wankokushushu.blog39.fc2.com/blog-entry-644.html
http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-2199.html
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6934.html
http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-1250.html
http://yuima.blog6.fc2.com/blog-entry-1376.html
http://d.hatena.ne.jp/perfectspell/20130616/p2
http://animekyo.blog109.fc2.com/blog-entry-1114.html