映画感想「コードギアス 亡国のアキト 第2章「引き裂かれし翼竜」」

続いて亡国のアキト第2章の感想になります。
<映画感想>
■約1年を経ての第2章
川崎チネチッタで「コードギアス 亡国のアキト 第2章「引き裂かれし翼竜」」を視聴。春予定だったのが大分伸びたなあ。公開直前に第1章をTV放送したのはナイスな判断だったと思います。視聴自体は今回の映画の後でしたが、見返してみるとなるほどと思わされる部分も多い。
入場者特典のフィルムはモニタリング中のソフィでしたが、暗くて写真に撮っても何が何だか分からないレベルなので割愛。これがレイラやアヤノだったら意地でも撮影して自慢してるんだけどwww
■少しずつ近づく、wZERO部隊の面々の距離
前回レイラ達の部下になったリョウ、ユキヤ、アヤノの3人ですが、おとなしくしているわけがないwww 早々に脱出を試みたり、戦場へたどり着いてもレイラ達を撃とうとしたり……いやほんと、これを部下にしようとするレイラが懐が広いんだかバカなんだかw ただ、後述の降下時のシーンなども含めて3人の描写はより掘り下げられており、その関係性なども分かりやすくなっています。ユキヤは3人の末っ子のような外見だけどそうではなくてリョウと2人でアヤノを守るように動いていて、アヤノは守られる自分に不満を持っている……というのはすごく伝わってきました。認識した上で1章を見返すと、そこでもそうした関係は見出すことができて、丁寧にキャラが作られていることが感じられます。
印象が変わった、という意味ではレイラも同様。第1章では高潔さを第1に感じていたのですが、この第2章では甘さを感じられる場面も幾度か見られました。リョウ達に対して「自分についてきてくれる」という願望を乗せてしまったり、アキトの言葉に少しムキになってしまったり。こうした面は、彼女がアキトやリョウ達に感じる距離感が変わってきたゆえのものなのかな、と感じました。
そして、アキトについては自分の過去を語ろうとはしないけれど、戦闘中のブレインレイドによって記憶の一部がリョウ達に共有され、またシンとの兄弟関係もレイラを含めて知られるところとなる。5人の距離が5人なりに詰まっていく様子は、第2章という時期にもふさわしい展開で今後の関係を楽しみにさせてくれます。
あ、ちなみにパイロットスーツへの着替えなどを含め、レイラとアヤノのセクシーショットも満載なのでそちらも見逃せません。
■相変わらずの美麗なメカニック
CGで描かれたナイトメアのアクションで視聴者の度肝を抜いた第1章でしたが、そのアクションは今回も健在。敵を撃墜するシーンこそ少ないものの、派手な立ち回りを楽しむことができます。白眉だと思うのはアキトとアシュレイの戦闘。市街地での戦闘が行われること自体はPVでも明らかになっていましたが、この2人の戦闘って途中ビルの屋上に舞台が移動するのですよね。ビルというとロボットと同じ大きさで描かれる印象があったので、ランドスピナーやジャンプを駆使しながらビルの屋上を飛び移りつつ戦闘している様はとても新鮮でした。スラッシュハーケンを利用してビルの屋上へ退避するアシュレイのグロースター・ソードマンをアキトのアレクサンダが例の虫スタイルで追いかける様は、シュールというか敵味方逆転している気がしてしまうwww あんな追いかけられ方したら怖いだろうなあ。
今回驚きの要素としてあるのは、シンが駆るウェルキンゲトリクス。ケンタウロス形態って! 足で移動するナイトメアだから映えるギミックですね。視覚的にも映えるし、アキトのアレクサンダをあっさりとだるまにしてしまうの短時間ながら強さも伺える。もっと激闘になるであろう第3章以後はどんな動きを見せてくれるのかしらん。
また、敵陣に突入するために今回はナイトメアをロケットに積み込んで発射……というシーンがあり、ここについてもブースターの切り離しや最後の分離、降下時などといった描写が丁寧にされています。リョウ達がそれぞれ異なった反応をするので、キャラ立てとしても合わせて面白い。
■次回は来春公開予定。
ということですが、ほぼ同じスケジュールだったこの第2章が夏までずれ込んでるので信じるのはちょっとためらうw ただまあ1時間に満たない時間の中に相変わらずたっぷり描写詰め込んであって、今回も見応えのある内容になっていますから次回も期待せざるをえない。ジュリアス・キングスレイなどというサプライズもあり、次も充実した時間を味わえそうです。
しかし直前に劇場版中二病を見たせいで、そっちでは中二病だった過去を恥ずかしがっているのにこっちでは完全に道化役を演じている福山潤に笑ってしまうw
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【言及】
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