一生ぽって部長です!/たまゆら12話他2013/9/19感想
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たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第12話(最終回)「そして…旅立ちの季節、なので」
Free! 11Fr「激情のオールアウト!」

アニメは翌朝録画を見る人ですが、今日ばっかりは無理。明日がキツくてもマジェプリ最終回は生で見る!
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第12話(最終回)「そして…旅立ちの季節、なので」
©2013佐藤順一・TYA / たまゆら製作委員会



最終回、カメラを少し離れて母娘の会話。2期さんざん父親話をやっておいて最後に母親に語らせるのはズルい!父の遺したものばかり目が行ってしまっていたけど、彼女だってずっと見守ってきたわけで、思い出があるわけで。父親が楓にしてあげたことが自分にはできなくて申し訳なく思っていた、というのは、吐出される生の言葉として恐ろしく優しい。こんなにも愛情深くなれるものなんだなあ……野暮かもしれないけど、やっぱり言ってあげたい。夫と同じことはしてあげられなかったかもしれないけど、あなたはあなたにしかできないことをちゃんとしてあげたんだよ、と。楓がバイクに乗って、母親の背中に父親の景色を重ねるシーンを見て、そう思わずにはいられませんでした。



迷いは前々回、名残は前回、そして今回は前に進む姿を。ここ3回のかなえ先輩の描写の分担は素晴らしいなあ。楓主軸の物語の構成を崩さないようにしつつ、必要なものをきっちり描いている。中盤あたりの出番については首を傾げることもありましたが、楓はもちろんかおる達とも違う独特の立ち位置というのは確かにあって、結局はとてもきれいに収まってくれました。今時のアニメで2枚目のポーズをする女の子がいるとは思わなんだw
TV1期の頃は自分が作品世界を素直に受け止めきれなかった感があったのですが、今期は自然とこの雰囲気に浸ることができました。父親の話の比重が大きく、まっすぐそれを見ることができたからかなあ。もちろん、記憶が薄れてはいても1期の積み重ねがあるからこそ父親話がすんなり受け入れられたわけでもあるけど。
スタッフの希望としては楓達の卒業まで描きたいとのことで、僕としても3期はぜひ希望したい。また彼女達に会えることを期待して、今は、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
関連:
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第1話「おかえりなさいの一年に、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第2話「どきどきの新しい一歩、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第3話「写真部 本格始動、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第4話「特別な場所、特別な想い、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第5話「明日のためにレッツフォト、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第6話「もう届かない笑顔を訪ねて、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第7話「ついに、みんなで来たよ!なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第8話「あの日の遠い約束、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第9話「心に灯す竹あかり、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第10話「いつかくるその日まで、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第11話「今年もありがとう、なので」
Free! Free! 11Fr「激情のオールアウト!」
©おおじこうじ・京都アニメーション / 岩鳶高校水泳部



怜と凛、気持ちのぶつけあい。一つになるチームと、決戦の前に凛が陥る窮地。
怜が単なる「新しい4人目」ではなくて、かつての4人目と他の3人を繋げる役割を果たしているのが素敵ですね。立ち位置と性格の両方が行動に結びついていて、序盤からの山場が非常に自然。かつての凛と同じ「最右のチーム」という言葉をまっすぐ語ってみせる姿は、眩しく見えるほどでした。実際、凛にとってはその言葉は、自分の気持ちがいかにモヤに包まれているのか感じさせるものであったと思います。今の自分には言えない言葉を言える男が、かつて自分がいた場所にいる。心を殻を破るには、十分な衝撃だったでしょう。
その後の遥達とのやりとりは、今は彼ら4人がチームであることを改めて感じさせてくれて微笑ましい。遥に至ってはデレデレである。4人がチームになる物語というのは、実質的にここで終わりを迎えたのかな、と思います。



凛の性格が変わった原因がオーストラリアでの不振というのは順当ではあるけれど、ここまで引っ張るほどのものではなかった印象。あちらでは個人の泳ぎばっかりで、みたいなことでもないようなので、リレーをやっていたから弱かったんじゃないかというのは単純に凛が苦境に負けてしまったように感じられる。ただ、帰国後に遥達に連絡を取らなかったのは、どちらかと言えばそんな風になった自分が彼らを傷つけるのを恐れていたからというのもあるのではないかな、と思います。
実際、高校生になって再会しても、凛は「お前らと泳いだ時間は無駄だった」みたいな言い方はしないのですよね。突き放すような物言いはしても、今孤独であることを選んでいても、過去を直接否定はしない。それはきっと、傷ついた状態の彼にとってどうしても越えてはいけない一線だったのだと思います。遥達と一緒に過ごした時間を後悔したくない、でもそんな風に思ってしまいそうな弱い自分がいる。1話で凛がスイミングスクールにトロフィーを取りに行ったのは、近付くことなく彼らを思い出せるものが欲しかったのではないでしょうか。
そして、そこに囚われている凛に対する部長からの宣告。怜との会話は「チームの話にはなっているけど、凛のチームの話にはなってないんだよなあ、さすがに時間がないか」などと思っていたので、このCパートはそこに突っ込んでくれるんだとニヤニヤしてしまいました。いや凛にはショックなんだけどw さて最終回、彼らの関係はどのように変化するのか。楽しみです。
関連:
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Free! 2Fr「追憶のディスタンス!」
Free! 3Fr「理論のドルフィンキック!」
Free! 4Fr「囚われのバタフライ!」
Free! 5Fr「試練のオープンウォーター!」
Free! 6Fr「衝撃のノーブリージング!」
Free! 7Fr「決戦のスタイルワン!」
Free! 8Fr「逆襲のメドレー!」
Free! 9Fr「迷いのルーズンアップ!」
Free! 10Fr「苛立ちのハートレイト!」

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最終回、カメラを少し離れて母娘の会話。2期さんざん父親話をやっておいて最後に母親に語らせるのはズルい!父の遺したものばかり目が行ってしまっていたけど、彼女だってずっと見守ってきたわけで、思い出があるわけで。父親が楓にしてあげたことが自分にはできなくて申し訳なく思っていた、というのは、吐出される生の言葉として恐ろしく優しい。こんなにも愛情深くなれるものなんだなあ……野暮かもしれないけど、やっぱり言ってあげたい。夫と同じことはしてあげられなかったかもしれないけど、あなたはあなたにしかできないことをちゃんとしてあげたんだよ、と。楓がバイクに乗って、母親の背中に父親の景色を重ねるシーンを見て、そう思わずにはいられませんでした。



迷いは前々回、名残は前回、そして今回は前に進む姿を。ここ3回のかなえ先輩の描写の分担は素晴らしいなあ。楓主軸の物語の構成を崩さないようにしつつ、必要なものをきっちり描いている。中盤あたりの出番については首を傾げることもありましたが、楓はもちろんかおる達とも違う独特の立ち位置というのは確かにあって、結局はとてもきれいに収まってくれました。今時のアニメで2枚目のポーズをする女の子がいるとは思わなんだw
TV1期の頃は自分が作品世界を素直に受け止めきれなかった感があったのですが、今期は自然とこの雰囲気に浸ることができました。父親の話の比重が大きく、まっすぐそれを見ることができたからかなあ。もちろん、記憶が薄れてはいても1期の積み重ねがあるからこそ父親話がすんなり受け入れられたわけでもあるけど。
スタッフの希望としては楓達の卒業まで描きたいとのことで、僕としても3期はぜひ希望したい。また彼女達に会えることを期待して、今は、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
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たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第1話「おかえりなさいの一年に、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第2話「どきどきの新しい一歩、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第3話「写真部 本格始動、なので」
たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第4話「特別な場所、特別な想い、なので」
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怜と凛、気持ちのぶつけあい。一つになるチームと、決戦の前に凛が陥る窮地。
怜が単なる「新しい4人目」ではなくて、かつての4人目と他の3人を繋げる役割を果たしているのが素敵ですね。立ち位置と性格の両方が行動に結びついていて、序盤からの山場が非常に自然。かつての凛と同じ「最右のチーム」という言葉をまっすぐ語ってみせる姿は、眩しく見えるほどでした。実際、凛にとってはその言葉は、自分の気持ちがいかにモヤに包まれているのか感じさせるものであったと思います。今の自分には言えない言葉を言える男が、かつて自分がいた場所にいる。心を殻を破るには、十分な衝撃だったでしょう。
その後の遥達とのやりとりは、今は彼ら4人がチームであることを改めて感じさせてくれて微笑ましい。遥に至ってはデレデレである。4人がチームになる物語というのは、実質的にここで終わりを迎えたのかな、と思います。



凛の性格が変わった原因がオーストラリアでの不振というのは順当ではあるけれど、ここまで引っ張るほどのものではなかった印象。あちらでは個人の泳ぎばっかりで、みたいなことでもないようなので、リレーをやっていたから弱かったんじゃないかというのは単純に凛が苦境に負けてしまったように感じられる。ただ、帰国後に遥達に連絡を取らなかったのは、どちらかと言えばそんな風になった自分が彼らを傷つけるのを恐れていたからというのもあるのではないかな、と思います。
実際、高校生になって再会しても、凛は「お前らと泳いだ時間は無駄だった」みたいな言い方はしないのですよね。突き放すような物言いはしても、今孤独であることを選んでいても、過去を直接否定はしない。それはきっと、傷ついた状態の彼にとってどうしても越えてはいけない一線だったのだと思います。遥達と一緒に過ごした時間を後悔したくない、でもそんな風に思ってしまいそうな弱い自分がいる。1話で凛がスイミングスクールにトロフィーを取りに行ったのは、近付くことなく彼らを思い出せるものが欲しかったのではないでしょうか。
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