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泳ぎたいなら泳げばいい!/Free!12話感想


 色んな意味で泣けた。


Free! Free! 12Fr(最終回)「遙かなるフリー!」
©おおじこうじ・京都アニメーション / 岩鳶高校水泳部
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 吐露される素直な気持ち。泳ぎたければ、泳げばいい。脳内評価がきれいに水面下に飛び込んだ最終回でした。
 怜が「僕も彼と同じ気持ちだからです」と言い出した時は、まるで身を引いて主人公を送り出す負けヒロインみたいだなと思いましたが……本当にそのままだった。
 怜が遥達と友情を築いたからこそ凛の気持ちが分かるというのは理解できる。遥でも真琴でも渚でもなく、彼が最初に凛を救おうとするという思いやりに感動もする。しかしその結果が一時的とはいえ自分抜きのかつての4人に戻すという形だったのはどうしても納得できませんでした。譲れない場所が一つしかないことにこそ、切なさ苦しさがあったはずなのに。手段が反則とかフリー過ぎるとかいう問題じゃない。

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 アクが強いようでも怜は視聴者が1番感情移入しやすいキャラになっていたと思うだけに、その彼が最終回で蚊帳の外になってしまうのは本当に寂しかったです。
 仮に怜がゲームの主人公で、これがマルチEDの1つなら受け入れられたかもしれません。ゲームの主人公はプレイヤーの分身であるが故に遥達との距離は独特のものになるし、他にも結末があるなら「中にはこんなのもアリか」と考えることもできる。でも怜は視聴者が感情移入しやすくともその分身ではないし、彼にとっての結末は唯一、これしかない。

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 凛というキャラの面倒臭さ、弱さ自体はとても魅力的ではあったと思います。でもそんな彼であるからこそ、鮫柄で新たな仲間と絆を結んでいく姿をこそ見たかった。先週も書いたけど、そうした要素は致命的に足りない。2期をやる気満々のエンドカードだったので、凛が鮫柄で頑張るなら次はそこを描いて欲しい。凛が岩鳶に転入する物真似なんて本当に「悪い冗談」だと思いました。遺留した御子柴部長に失礼だろ。

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 京アニからいつもと方向性の違う作品が、ということで見始めたこの作品。当初は主人公の名前が「アマガミ」の七咲逢似(しかも水泳被り)ということで脳内変換してみたりもしましたが、次第に遥達自身に惹きつけられていきました。怜を加えて4人がチームになっていく様は丁寧で、遥がリレーを泳ぐ喜びを思い出すところは本当に「仲間」という言葉が相応しい繋がりを感じ、純粋にこの作品が楽しみになっていたのですが……今はあまり振り返る気になれません。落胆。
 スタッフの皆様、お疲れ様でした。

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