雪平、なんだよな?/のうコメ6話他2013/11/14感想
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境界の彼方 #7「曇色」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第6話「①トラトラトラ!②ぶたぶたぶた!」

境界の彼方の感想がさっくり書けたのでわーい今日は早めに上げられるぞと思っていたら、のうコメの方がまるで書けなくてむしろいつもより遅くなった件。あああ明日起きられるかしらん。
境界の彼方 #7「曇色」
©鳥居なごむ・京都アニメーション/境界の彼方製作委員会



「ない」ということへの羨ましさ。
かつて未来が手にかけてしまった唯の妹、桜との和解話。序盤の話ほど困惑するわけではなかったけど、ややぼんやりした話という印象を受けました。桜が未来と戦う動機である「力の欲求」と「復讐」が上手く噛み合って感じられなかったのが原因でしょうか。
立ち位置から復讐こそが彼女の目的だと思っていたけれど、今週描かれた回想は異界士としての力を持つ姉と持たない彼女の違いを描いたものばかり。あまつさえ、おそらく唯を殺してしまった直後であろう涙する未来に対しては、「自分にできること」であろう料理を作ることで励ましてあげてすらいる。結局のところ、桜の未来への恨みって、それほど強くなかった気がするのですよね。
直接的には何もできなかった自分から変わりたいというのは動機として理解できる。だからこそ、今回の未来の「自分達こそ桜をうらやましがっていた」という言葉は彼女に届く。そして、わずかでも普通の生活を送ることを諦めていた未来が、かつて普通の生活の象徴であったろう桜に「帰ろう」と言ってあげられるという成長が嬉しい。
でも、恨みが薄いのなら、それは力を得るために「未来を殺す」行為を桜の中で正当化するだけの力を持てない。その代わりになったのがなんだったのかが、今回の話からは読み取れませんでした。弥勒が扇動したならその言葉の片鱗だけでも聞きたいし、時間が経つ中で力への羨望が未来への憎しみという皮を被ったならそれでもいい。ただ、何も語ってくれないのでは困る。



秋人「だいたい僕はプールが好きじゃない」
博臣「なぜ?」
秋人「眼鏡が似合う栗山さんも、眼鏡が似合う1年女子も、眼鏡を取ってしまうんだぞ」
博臣「水中眼鏡があるじゃないか」
秋人「あれはゴーグルだ。あんな形状のものが水中眼鏡と呼ばれることに僕は怒りを禁じ得ない」
眼鏡っ子好きには悩ましい問題だよなあw 透明素材を活用して眼鏡に見えるゴーグルを開発したら売れ……るわけないか。スク水とセットのコスチュームプレイグッズとしても微妙過ぎる。ギャグ方面はキャラ間の関係と共に大分ほぐれてきたかな。盆栽雷おやじなんて化石ネタのリサイクルには笑ってしまいました。漫画に限らない気がするけど、これの「ネタ」としての初出って一体なんの作品なんだろう。
ところで未来は桜の心配をしていましたが、当初他者を拒絶していた彼女自身はクラスに馴染めてるんだろうか。仲良くなって一緒にお昼を食べる仲にならばおかずを分けてもらえる可能性もあるけれど、ブログやtwitterのようにクラスで炎上してないか心配です。
関連:
境界の彼方 #1「カーマイン」
境界の彼方 #2「群青」
境界の彼方 #3「ムーンライトパープル」
境界の彼方 #4「橙」
境界の彼方 #5「萌黄の灯」
境界の彼方 #6「ショッキングピンク」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第6話「①トラトラトラ!②ぶたぶたぶた!」
©2013 春日部タケル・ユキヲ/角川書店/のうコメ製作委員会



ミッション進行中、その中で見えてくるヒロインの予想しなかった姿。今週も宴先生の出番がないじゃないかどういうことだ!……と後で思ったものの、視聴中はさっぱり頭から抜けていたくらいには面白かった。
エピソードをまたいで焦らしだ分だけ雪平の素の表情のギャップが激しく、そのくせ最後以外は奏に向けられたものではないという距離感も効果的。謳歌の「そっかー、うん、なんか変なモヤモヤなくなった!」という台詞もそうだけど、ヒロインとの距離の詰め方はこういうタイプの作品としては意外にもゆるやかで、着実に描かれている印象を受けました。絶対選択肢による記憶消去も、多用はできないだろうけど「3歩進んで2歩下がる」ラブコメの必須要素のための機能を果たしていて感心。というか着ぐるみ時に出ないことに拍子抜けしていたら、最後に血涙ものの2択を迫ってくる絶対選択肢酷い。タイトル通り学園ラブコメを全力で邪魔しに来てやがる……
今回奏はあくまでしろぶたくんとして雪平に優しく接したわけですが、こうしたヒロインではなく視聴者の好感度を上げる描写も地味に底堅い。ヒロインの好感度だけ上がる安っぽいいい人描写よりもずっと応援したくなるし、こうした描写ができているから絶対選択肢に振り回される悲哀もより際立つw



もちろんこの作品でこうした要素が成り立つ前提としてギャグの物量作戦があるわけですが、今週は目を引くのは特に絢女関連の詰め込みっぷり。ラノベヒロインで胸にシリコンという驚愕の事実からエロゲ脳のフルコース!幼なじみがいなかったら完全にチョロイン一直線コースじゃないか!30分に引き伸ばせそうな内容を5分に圧縮してしまうこと自体がギャグとして機能しているから恐ろしい。ところで土下座シーン、絢女がもう乗ってないにも関わらず下僕椅子男子が光ってるんですがこれは。
僅かな出番でも口元で犬アピールするショコラ、あざとい妹キャラのようで作中でも指折りにおかしいゆらぎ、数話出なかったことを逆手に取ってCパートを持っていく大子など、今回もコメディーの配置が楽しい回でした。さてさて、残りの女の子から好きと言ってもらえるまでにはどんなドタバタがあるのかしらん。
関連:
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第1話「①甘草奏の甘くない日常②甘草奏の臭くない納豆」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第2話「①秘技あり!ブタックジョークで笑わせろ!②異議あり!ブタック裁判 」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第3話「①がーるず&ぱんちらー②男物でもパンツが見たい?」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第4話「①ハーレムはスバラC!②世界で一番キミチE!」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第5話「①妹、あらわる② 胃、もたれる」

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境界の彼方 #7「曇色」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第6話「①トラトラトラ!②ぶたぶたぶた!」

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境界の彼方 #7「曇色」
©鳥居なごむ・京都アニメーション/境界の彼方製作委員会



「ない」ということへの羨ましさ。
かつて未来が手にかけてしまった唯の妹、桜との和解話。序盤の話ほど困惑するわけではなかったけど、ややぼんやりした話という印象を受けました。桜が未来と戦う動機である「力の欲求」と「復讐」が上手く噛み合って感じられなかったのが原因でしょうか。
立ち位置から復讐こそが彼女の目的だと思っていたけれど、今週描かれた回想は異界士としての力を持つ姉と持たない彼女の違いを描いたものばかり。あまつさえ、おそらく唯を殺してしまった直後であろう涙する未来に対しては、「自分にできること」であろう料理を作ることで励ましてあげてすらいる。結局のところ、桜の未来への恨みって、それほど強くなかった気がするのですよね。
直接的には何もできなかった自分から変わりたいというのは動機として理解できる。だからこそ、今回の未来の「自分達こそ桜をうらやましがっていた」という言葉は彼女に届く。そして、わずかでも普通の生活を送ることを諦めていた未来が、かつて普通の生活の象徴であったろう桜に「帰ろう」と言ってあげられるという成長が嬉しい。
でも、恨みが薄いのなら、それは力を得るために「未来を殺す」行為を桜の中で正当化するだけの力を持てない。その代わりになったのがなんだったのかが、今回の話からは読み取れませんでした。弥勒が扇動したならその言葉の片鱗だけでも聞きたいし、時間が経つ中で力への羨望が未来への憎しみという皮を被ったならそれでもいい。ただ、何も語ってくれないのでは困る。



秋人「だいたい僕はプールが好きじゃない」
博臣「なぜ?」
秋人「眼鏡が似合う栗山さんも、眼鏡が似合う1年女子も、眼鏡を取ってしまうんだぞ」
博臣「水中眼鏡があるじゃないか」
秋人「あれはゴーグルだ。あんな形状のものが水中眼鏡と呼ばれることに僕は怒りを禁じ得ない」
眼鏡っ子好きには悩ましい問題だよなあw 透明素材を活用して眼鏡に見えるゴーグルを開発したら売れ……るわけないか。スク水とセットのコスチュームプレイグッズとしても微妙過ぎる。ギャグ方面はキャラ間の関係と共に大分ほぐれてきたかな。盆栽雷おやじなんて化石ネタのリサイクルには笑ってしまいました。漫画に限らない気がするけど、これの「ネタ」としての初出って一体なんの作品なんだろう。
ところで未来は桜の心配をしていましたが、当初他者を拒絶していた彼女自身はクラスに馴染めてるんだろうか。仲良くなって一緒にお昼を食べる仲にならばおかずを分けてもらえる可能性もあるけれど、ブログやtwitterのようにクラスで炎上してないか心配です。
関連:
境界の彼方 #1「カーマイン」
境界の彼方 #2「群青」
境界の彼方 #3「ムーンライトパープル」
境界の彼方 #4「橙」
境界の彼方 #5「萌黄の灯」
境界の彼方 #6「ショッキングピンク」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第6話「①トラトラトラ!②ぶたぶたぶた!」
©2013 春日部タケル・ユキヲ/角川書店/のうコメ製作委員会



ミッション進行中、その中で見えてくるヒロインの予想しなかった姿。今週も宴先生の出番がないじゃないかどういうことだ!……と後で思ったものの、視聴中はさっぱり頭から抜けていたくらいには面白かった。
エピソードをまたいで焦らしだ分だけ雪平の素の表情のギャップが激しく、そのくせ最後以外は奏に向けられたものではないという距離感も効果的。謳歌の「そっかー、うん、なんか変なモヤモヤなくなった!」という台詞もそうだけど、ヒロインとの距離の詰め方はこういうタイプの作品としては意外にもゆるやかで、着実に描かれている印象を受けました。絶対選択肢による記憶消去も、多用はできないだろうけど「3歩進んで2歩下がる」ラブコメの必須要素のための機能を果たしていて感心。というか着ぐるみ時に出ないことに拍子抜けしていたら、最後に血涙ものの2択を迫ってくる絶対選択肢酷い。タイトル通り学園ラブコメを全力で邪魔しに来てやがる……
今回奏はあくまでしろぶたくんとして雪平に優しく接したわけですが、こうしたヒロインではなく視聴者の好感度を上げる描写も地味に底堅い。ヒロインの好感度だけ上がる安っぽいいい人描写よりもずっと応援したくなるし、こうした描写ができているから絶対選択肢に振り回される悲哀もより際立つw



もちろんこの作品でこうした要素が成り立つ前提としてギャグの物量作戦があるわけですが、今週は目を引くのは特に絢女関連の詰め込みっぷり。ラノベヒロインで胸にシリコンという驚愕の事実からエロゲ脳のフルコース!幼なじみがいなかったら完全にチョロイン一直線コースじゃないか!30分に引き伸ばせそうな内容を5分に圧縮してしまうこと自体がギャグとして機能しているから恐ろしい。ところで土下座シーン、絢女がもう乗ってないにも関わらず下僕椅子男子が光ってるんですがこれは。
僅かな出番でも口元で犬アピールするショコラ、あざとい妹キャラのようで作中でも指折りにおかしいゆらぎ、数話出なかったことを逆手に取ってCパートを持っていく大子など、今回もコメディーの配置が楽しい回でした。さてさて、残りの女の子から好きと言ってもらえるまでにはどんなドタバタがあるのかしらん。
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俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第1話「①甘草奏の甘くない日常②甘草奏の臭くない納豆」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第2話「①秘技あり!ブタックジョークで笑わせろ!②異議あり!ブタック裁判 」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第3話「①がーるず&ぱんちらー②男物でもパンツが見たい?」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第4話「①ハーレムはスバラC!②世界で一番キミチE!」
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