俺にさらわれてくれ/革命機ヴァルヴレイヴ18話感想
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覚悟も犠牲も冷徹も、全ては1人のために。
革命機ヴァルヴレイヴ第18話「父の願い」
© SUNRISE/VVV Committee, MBS



サトミ「これは……ロケットか?」
霊屋「年代ものですなあ、100年ほど前の多段式だ」
留守中に強引にドルシアが攻めてきたら、という可能性に慌てるのも今更ですが、それに対する対策がとんぼ返り、しかも博物館のロケットというのは正直言って困惑。燃料や整備状況は知ったこっちゃねーよとすっ飛ばすこともできなくはないですが、ロケットって打ち上げ台がないと「発射する絵が描けない」のですよね。つまりアニメにできない。そこに視聴者の予想外のアイディアを持ってくれば盛り上げ所になるわけですが、それなら今週の内に「発射台どうするの?」→エルエルフ「作戦はある」くらいのやりとりはしてもよさそうなもの。あるいは、ピンポイントで情報を送ってくるくらいだから全部王党派がお膳立て済みなのかしらん。もっとも、それならそれで霊屋達が潜入も含めて独力で博物館に行ってやることって何って話になるんですが。
そして今更ながら、この威力偵察って大臣役の学生の大半が出てるんですね。本国の政治どうなってるんだろう。



アキラ「中枢管理回線侵入成功、住所、カイザーブルグ地区672、D5-1421……」
今週のロボット描写は、輸送艇から発信して博物館のシステムに侵入するためのアクションのみ。先週も腕を付け替えた描写はありませんでしたが、5号機のIMPの予備はあっても3号機の腕の予備はやっぱりないのか。絵的にはそれほど特筆するものはありませんが、クラッキングするアキラの冷静に集中した喋りは独特で気持ちいい。この作品ではやっぱり悠木碧の演技が1番聴き応えあるなあ。



エルエルフ「あなたも王党派だったとはなあ、クリムヒルト」
クリムヒルト「相変わらず夜目が利くな」
王党派については周辺情報などからちまちま視聴者に情報が入っていましたが、作品における勢力の顔役としてクリムヒルトが配されていたのは今更新キャラを出されるより分かりやすい。カインの身辺を探っていた動きもスムーズに今後に繋げられるし。もっとも、諜報員を統括するカインの副官が国内の不穏分子って、クリムヒルトがすごいのかカインが泳がせてるのかどっちだ。
ちなみに3枚目のキャプ画のカット、大変に形がよろしい。



ソウイチ「そう、お前は人類を凌駕したんだ。地球全人類の、いや宇宙の支配者たる第2霊長類の誕生だ!」
ハルトの父ソウイチについては前回「顔から関俊彦じゃなさそう」とか書きましたが大外れでしたwww 声優さんごめんなさいwww いやだってナレの時は落ち着いてるし!同じ人が演じてる別人じゃないか!黒幕というわけでもなさそうだし、なぜナレーター兼役なんだろう。
ごくごく自然にマッドサイエンティストな有り様に笑うと同時に、今回以前のハルトのソウイチの人柄に対する認識ってどんなものだったんだろうかとも思いました。子供に怪しまれる発言しそうだから接触控えてね、とスポンサーに言われていても違和感ないわこの人w 遺伝子モデル図を写真と断言してはばからない様子に他の研究員も貴生川もドン引きwww でもその最高傑作さん、ヴァルヴレイヴに乗り続けたら死亡だそうですけど。
今回の話を受けて個人的に気になるのは、1期序盤で度々触れられていた大人と子供の違いという部分。今回ハルト達は親に裏切られていた事を知ったわけですが、これはつまり子供が大人に騙されたという以前の構図が再び描かれているわけでもある。ジオールの復興を目指していたハルト達の行動指針にも、何かしらの変化を与えることになるのかもしれません。



エルエルフ「3年前とは違う、俺は道を作った。あなたを守るための国を手に入れた。リーゼロッテ……」
リーゼロッテ「ミハエル……!」
エルエルフ「……俺に、さらわれてくれ」
重要人物のいる建物に向かって機関砲、あまつさえ拳銃弾にビビってミサイルまで発射するヘリのパイロットってどうなんだろうかwww どっちも下手をしたら首が飛ぶぞ。ただまあ、リーゼロッテにかける言葉が「さらわれてくれ」という強引なようで頼み込むものだったのは彼とリーゼロッテの関係、そしてその思いを感じさせて素敵ではある。3年前は言ってみれば力不足を宣告されたわけで、それでも諦めずに彼女を救おうとし続けてきたエルエルフの執念はなんともヒロイック。次回は彼にとっての正念場と言えるかな。
関連:
革命機ヴァルヴレイヴ 第1話「革命の転校生」
革命機ヴァルヴレイヴ 第2話「666を超えて」
革命機ヴァルヴレイヴ 第3話「エルエルフの予言」
革命機ヴァルヴレイヴ 第4話「人質はヴァルヴレイヴ」
革命機ヴァルヴレイヴ 第5話「歌う咲森学園」
革命機ヴァルヴレイヴ 第6話「サキ・カムバック」
革命機ヴァルヴレイヴ 第7話「瓦礫の下のハルト」
革命機ヴァルヴレイヴ 第8話「光の王女」
革命機ヴァルヴレイヴ 第9話「犬と雷」
革命機ヴァルヴレイヴ 第10話「恋の選挙公約」
革命機ヴァルヴレイヴ 第11話「軍事法廷第54号」
革命機ヴァルヴレイヴ 第12話(最終回)「起動する異端者」
革命機ヴァルヴレイヴ 第13話「呪いの絆」
革命機ヴァルヴレイヴ 第14話「大気圏の兄妹」
革命機ヴァルヴレイヴ 第15話「カルルスタインへの帰還」
革命機ヴァルヴレイヴ 第16話「マリエ解放」
革命機ヴァルヴレイヴ 第17話「情報原子の深淵」

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