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今まで言えなくてごめんね/聖闘士星矢Ω85話他2014/1/5感想

<記事内アンカー>
聖闘士星矢Ω 第85話「運命に抗え!反逆の告白!」
漫画感想(「Rozen Maiden」1~7巻(新装版)、「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」2巻)
エロゲー感想(揺り籠より天使まで アリアルート)


 ああ、正月休みが終わってしまう……


ONKYO WAVIO スピーカー 77monitorアンプ内蔵 15W+15W ブラック GX-77M(B)
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 引越と正月で財布の紐が緩んだ内にPCスピーカーを買い換えよう、ということでONKYOのGX-77Mを購入。約3万!……というのは10年前の発売当時の話、1万3千円ほどで買えました。さすがにメーカー製PC付属スピーカーから単独で売っているスピーカーに買い替えた時ほどの衝撃はないものの、堅実かつ大きなグレードアップ。使用していたオウルテックのOWL-SPWL10では拾ってくれなかった細かな音がしっかり聞き取れる。崎元仁やら浜渦正志やら流して感動に浸っております。
 小回りで嬉しいのが、入力端子が豊富かつ簡単に切り替えられること。使用しているPCモニター(EIZO FORIS FS2332)はテレビ・ゲーム用としても使用してまして、以前はその用途で使う際はその都度モニターを経由してスピーカーのオーディオイン端子にケーブルを接続、スピーカーの入力元を切り替える必要がありました。またモニターからミニプラグを伸ばす際はモニター側面の出力端子に差し込む必要があり、この様子がまた不格好で……。今回購入したGX-77MはRCA入力×2、光デジタル入力×1と接続口を備えているので、前者にブルーレイレコーダー&PS3、後者にPCを直接接続。あとは前面のツマミで切り替えればOK。楽ちん!音が出ないとかPS3の音声出力の切り分けができないとかトラブルで半日くらい潰れたものの、素敵な音楽環境が手に入りました。


聖闘士星矢Ω 第85話「運命に抗え!反逆の告白!」
©車田正美/東映アニメーション・テレビ朝日・電通
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 生まれ変わる双子座の運命。今、2人の心が喜びに満ちる。
 
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ガリア「お前の命令に従う義務は私にない。なぜなら、私はパラサイトではないのだからな!」
アイガイオン「俺が命を捨てて情報抑えたのに何をやってるんだお前は」

 パラドクスとインテグラ、ハービンジャー、貴鬼を歯牙にもかけず、どころか星矢の流星拳&アトミックサンダーボルトまでかわしてみせるという圧倒的な優位を見せているにも関わらず、ガリアが強そうな感じがしないwww アイガイオンの時のように遠慮無く敵を潰すという状況になっていないこともありますが、性格に小物っぽさが出た上にエウロパに「二流」などと言われたりしているせいでしょうかね。人間に興味を持っているという部分はアイガイオンと同じですが、彼女の場合は人間を認めるという姿が想像できないなあ。

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パラス「アテナお姉さまに会いたい、そのためなら利用されたっていい。アテナお姉さまへの愛に決着を着けるためなら、この命が果てようとも構わない。あたしはパラス、愛の女神なのだから!」
パラス「皮肉ね。愛の女神が愛を示せず、聖闘士達にそれを見せつけられるなんて……」

 で、そこと対比する形で意外な姿を見せたのがパラス。光牙と出会った時も含めて単に無邪気で勝手な子供の姿ばかりだっただけに、ここで傀儡から女神としての精神性を見せてくれたのはキャラに深みが出て面白い。しかもそれを出すのが、愛を求めて道を間違え続けたパラドクスの姿と重なる回というのがタイミングとしてまたいいですね。それぞれ別個でやっても成立する所を、テーマを合わせることで相乗効果を発揮させる。一輝の退場回と言い、最近構成が上手い話が多い。

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ハービンジャー「駄目だ、奴には通じねえ!」
星矢「いや見ろ、2人の狙いはガリアを倒すことじゃない!」
インテグラ・パラドクス「我が小宇宙よ、届け、若き聖闘士達のもとへ!」

 伝統の技だけどなぜアナザーディメンション?と思ったら、無限回廊の脱出手段だったというのは正直意表を突かれました。相手を異次元に飛ばす技だもの、異次元と異次元を繋げたっていいじゃないというギリギリのロジックに感動。また振り返ってみると、パラドクスがガリアに未来を告げる時「自分達が倒す」とは言っていないのですよね。命を賭した最後の行動が「敵の撃破」ではなく「仲間の救出」だったというのが彼女の行動をより鮮明に彩っていて美しい。「妹をかばって死亡」「敵と相討ち」といったおなじみの改心より一段上の表現ができていたと思います。

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パラドクス「龍峰、ブロンズの坊やたち。こんなことあたしが頼むのはお門違いだけど、アテナを守ってちょうだい。それがインテグラ……妹の望みだから。お願い、ね」
 インテグラの彫り込みが足りないと散々書いてきましたが、それを差し引いても、というかそれにも関わらずこの2人の協力はぐっとくるものがありました。パラドクスの心の動きについてはマルス編から積み上げていたこと、また今回の話運びの上手さゆえでしょうか。加えて、双子座の共闘はこれまでの聖闘士星矢で見られなかったという積み重ねもある。うん、彼女達もまた双子座の黄金聖闘士だった。双子座生まれとして、覚えておきたいと思います。

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タイタン「たとえこの身に天罰を受けることになろうと、世界中のすべてを敵に回すこともになろうと、私はあなたを守りぬく。それが私の、あなたへの愛の証」
 一級ロリコン、完全に陥落……!なわけですが、見せ方が上手いなあ。さあ裏切りだ、という段になって「やっぱり斬れない」となるのが定番ですが、そうなる前に本来の自らの神への反逆の意思を口にすることで、よりタイタンの気高さが感じられるようになっています。また「神に逆らってでも」というのは比喩的に使われることはありますが、この作品の場合ちゃんと実在するわけで、彼の覚悟もより実感を伴って伝わってくる。
 加えてパラスが成長しているのでロリコン的な命題に負けてないのもポイントwww……と笑えもしますが、パラスが1人の人間として弱さを曝け出すには幼子よりも少女としての姿の方が相応しく、それがいっそう今回のタイタンの告白を引き立てているわけでもあります。小さな肩、ではなく、か細い肩、なのです。
 さて、次回は光牙のパワーアップ回のようですが、予告の時点で作画がちょっと怪しいwww せっかくの回なので決め所だけでも頑張って欲しいところですが……

関連:
聖闘士星矢Ω 第52話「新たな聖衣! 翔べ、新生ペガサス!」
聖闘士星矢Ω 第53話「再会!蒼摩よ、魂の炎を燃やせ!」
聖闘士星矢Ω 第54話「勇気を力に!聖衣よ、生まれ変われ!」
聖闘士星矢Ω 第55話「かけがえのないもの!目覚めよ、龍!」
聖闘士星矢Ω 第56話「心に響け!栄斗のシャウト!」
聖闘士星矢Ω 第57話「ペガサスを倒せ!孤高の戦士エデン!」
聖闘士星矢Ω 第58話「四天王現る!アテナ対パラス全面対決!」
聖闘士星矢Ω 第59話「兄弟の絆!アンドロメダ瞬、参戦!」
聖闘士星矢Ω 第60話「鋼鉄の星!昴よ、鋼の闘志を抱け!」
聖闘士星矢Ω 第61話「迫る大軍勢!パライストラ防衛線!」
聖闘士星矢Ω 第62話「玄武の死闘!聖剣対天秤の剣!」
聖闘士星矢Ω 第63話「星矢、出陣!アテナの決意!」
聖闘士星矢Ω 第64話「進め聖闘士!パラスベルダへの険しき道!」
聖闘士星矢Ω 第65話「破れ鉄壁の門!天馬の矛と龍の盾!」
聖闘士星矢Ω 第66話「鋼鉄奮闘!名もなき勇者たち!」
聖闘士星矢Ω 第67話「昴、驚異の小宇宙!エデンの使命!」
聖闘士星矢Ω 第68話「光牙とパラス!戦場の出会い!」
聖闘士星矢Ω 第69話「炎の嵐を起こせ!ユナと蒼摩の友情!」
聖闘士星矢Ω 第70話「聖衣の破壊者!はぐれパラサイト来襲!」
聖闘士星矢Ω 第71話「呪われた聖衣!?小馬座の聖闘士!」
聖闘士星矢Ω 第72話「聖衣継承!?小馬座の昴、誕生!」
聖闘士星矢Ω 第74話「貴鬼の闘い!世代を超えた仲間!」
聖闘士星矢Ω 第75話「定めの邂逅!双子座、再び!」
聖闘士星矢Ω 第76話「不死鳥!鳳凰座の一輝、見参!」
聖闘士星矢Ω 第77話「刻よ動け!集いしアテナの聖闘士!」
聖闘士星矢Ω 第78話「決戦の始まり!宿命の女神のもとへ!」
聖闘士星矢Ω 第79話「攻防一体の刺客!瞬、秘策の鎖!」
聖闘士星矢Ω 第80話「時の王!氷河、絶対零度の凍気!」
聖闘士星矢Ω 第81話「刻衣装着!四天王の衝撃!」
聖闘士星矢Ω第82話「闘志の極み!一輝対アイガイオン!」
聖闘士星矢Ω第83話「紫龍と龍峰!五老峰の魂!」
聖闘士星矢Ω 第84話「 迫る影!アテナ守りし黄金聖闘士!」




<漫画感想>
Rozen Maiden 新装版 1 (ヤングジャンプコミックス)
Rozen Maiden 新装版 1 (ヤングジャンプコミックス)
 PEACH-PITの「Rozen Maiden」新装版1~7巻を読了。幻冬舎から出版されていた際は単行本を持っておらず、アニメなどで概略は把握していたもののしっかりと読んだのはこれが初めてでした。2013年の新作アニメを視聴して、往時よりお金も動かせるし買ってみよう……と思ったら金糸雀表紙の2巻が店頭でもAmazonでも在庫が見つからず煩悶www 幸いその後再度重版がかかり、全て新装版で揃えることができました。連載開始は2002年ということで、さすがに現在とは絵から受ける印象がだいぶ違うなあ。絵柄が変化したというより、現在は純粋に細緻化しているんですね。
 印象的だったのはこの幻冬舎掲載分の「ひとまずの終わりに至る経緯」。蒼星石に続いて雛苺が失われ、残された真紅、翠星石、金糸雀が時にお互いの手を握りながらその悲しみに向き合っていく様子がなんとも切ない。これにジュンの「人形離れ」が絡んでいくから尚更です。そうしてジュンに頼れない状況の中での真紅の信頼の証として「契約解除」があり、それに対してジュンが彼女たちを救いに戻る……というのは、「ひとまずの終わり」ではあっても非常に美しい。まあ、こう言えるのは連載が移籍再開されている今だからこそなんだけどwww
 また、続編のように真紅にタイムリミットがあったりするわけでもないので、彼女達のさわがしくも賑やかな様子を楽しめるのも今となっては懐かしい部分。そうした場面で雛苺が中心になりがちなのが、彼女の役割を感じさせてこれもまた悲しくさせる部分でもあるのですが。雛苺の喪失は、こうした場面の終わりを告げるものでもあったんだなあ。改めて、作品のポテンシャルを感じる機会になりました。

関連:
ローゼンメイデン 第1話「アリスゲーム」
ローゼンメイデン 第2話「少女のつくり方」
ローゼンメイデン 第3話「真紅の目覚め」
ローゼンメイデン 第4話「ティーポット」
ローゼンメイデン 第5話「天使の黒い羽根」
ローゼンメイデン 第6話「下弦の月まで」
ローゼンメイデン 第7話「存在した時間」
ローゼンメイデン 第8話「アンティークドール」
ローゼンメイデン 第9話「幻影の白薔薇」
ローゼンメイデン 第10話「見えない選択肢」
ローゼンメイデン 第11話「約束と嘘」
ローゼンメイデン 第12話「ローザミスティカ」
ローゼンメイデン 第13話(最終回)「わすれないで」


艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(2) (ファミ通クリアコミックス)
艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(2) (ファミ通クリアコミックス)
 艦これアンソロジーコミック、横須賀鎮守府編2巻を読了。まだ舞鶴鎮守府編1,2巻も佐世保鎮守府編も読んでないのにもうすぐ3巻が出ますね(白目) もっともゲームのプレー自体は順調に艦娘集めが進んでいて、今回のアルペジオイベントでがっつり新たな艦娘を獲得できました。大体の艦娘のネタが分かるようになったよ!
 今回収録された短編で印象的だったのはぐみちょこの「うさぎとカメ」でしょうか。艦これの看板娘の1人だけど、同型艦が存在しないことからぼっち扱いされることのある彼女をけしてネタにすることなく、同じく同型艦の存在しない夕張と友情を育む姿を描いているのが感動的。速力差をしっかりタイトルと話に組み込んでいるのも巧みです。
 恋愛ものとしては1巻で夕張話を描いた今田秀士の「霧島さんは乙女でかわいい」も外せないところですが、津留崎優の「提督と龍田さん」も絶好調。提督が相変わらず変態なのに、もはや完全に妻と化している龍田が素晴らしくかわいい。そりゃ足柄さんも口から砂糖吐くわ。
 現在は新たな艦娘の育成&探索で手一杯ですが、今回取り上げた短編の艦娘もちゃんと育ててあげたいなあ……軽巡・重巡は後回しにしてしまっているし、次のイベントのためにもレベルアップしておかねば。

関連:
漫画感想(「艦隊これくしょん -艦これ- コミックアンソロジー 呉鎮守府編」)
漫画感想(「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」1巻)




<エロゲー感想(揺り籠より天使まで アリアルート)>
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 「揺り籠より天使まで」アリアルートをクリア。クリアまでオートで約30分というところで1ヶ月半放置;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン 読み進めて「あ、これもうすぐエンディングだな」と察したものの、引越と年末仕事で感想を書く余力が出せる自信がない→しかしクリアしたらさっさと書かないと→クリアできない というお馬鹿な自縄自縛に陥っていました。あと艦これのせい。とはいえ別につまらなかったというわけではなく、むしろシナリオの出来は良かったと思います。何がいいって、アリアが実にヒロインしていること。攻略対象、というだけの意味ではなく、「敵に操られる悲劇の少女を救い出す」という構図が美しい。
 彼女、エキノ=ジェール・アリアはガルブという男に使役される存在。彼と一時共闘することになった主人公・ヒロに戦力として差し向けられる形で、アリアが生活に入り込んでくる。いつ敵に回ってもおかしくないガルブに逆らえない存在だということを認識しながらもヒロがアリアに惹かれていく様子が丹念に描かれており、プレイヤーも自然と彼女をかわいく思えるように構成されています。
 けれど先述した立場もなどもあって2人は互いに思いを押し殺していて、最後の一歩を踏み出そうとしない。同時に彼女の暗く重い事情も描かれるのですが、それに対してヒロはどうすることもできない。これによって、歯がゆさもプレイヤーはヒロといくぶん共有できるようになる。そしてそんな中で訪れるガルブの裏切りは想像よりもずっと残酷なもので、2人の関係は修復不能とすら思えるものになってしまう。そこにきて、やっとヒロは答えを見つけて……
 喜びと苦しさでしっかり上下に振り回した後、壁を立ち塞がらせ、それを打ち破らせてみせる。物語の盛り上げ方が骨の部分で非常にしっかりしていて、設定は小難しいようでもシンプルな恋物語として楽しめる内容でした。
 アリアは先にプレーしたウメルートではバックボーンも何も描かれることなく、単純に「敵」であっただけに、こんなにも色濃いドラマが彼女の中にあるとは思いもしませんでした。これは1周目にしなくて正解だったな。さて、次はリディアルート。これまでのルートでは「ただの敵」というより「凶悪な敵」だった彼女ですが、そこには一体どんなドラマが待ち受けているのかしらん。……できればまじこいA-3発売前に彼女のルートを終わらせたい。

関連:
エロゲー感想(揺り籠より天使まで 閑傘ウメルート)


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【言及】
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http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2014/01/seiya-85.html
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