何その乙女発言/凪のあすから15話感想
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声優の加藤精三さんがご逝去。ああ、また1人「覚えている役の数より遥かにたくさん声を聞いている筈の人」が……ご冥福をお祈りします。
来週の凪あすの感想ですが、所用により土曜にずれ込みます。いや24時という意味では先週も今週も土曜にずれ込んじゃってるんですが。仮眠が仮眠で済んでない;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン 遅くなってしまってすみません……
凪のあすから 第15話「笑顔の守り人」
©Project-118/凪のあすから製作委員会



目覚めた世界に映ったものは、何もかも変わってしまっていて。でも、変わっていないものは確かにある。
Aパートの窓と鏡を多用した演出方法の統一感が美しい。変わってしまった景色と変わらない自分、不意打ちに認識させられる変わってしまった自分、窓の向こうの相手と自分の断絶、光と同い年に変わった自分の認識、顔が見えず思いの届かない境界……脚本が心情を映像で表現することを念頭に置いているのが感じられ、台詞以上に感覚で光達のもどかしさが感じられるようになっています。教授の言葉に紡が茶碗で怒りを示すシーンと言い、2クール目から生活感を活かした描写が増えているのが歳月を感じさせて素敵。一方でカンチョーとかラッキースケベとか二次元的なものにも事欠いてなくて、単なる三次元の模倣にもなっていません。
キャスト陣の演技も紡の「それ(だけ)じゃ駄目なのか」の繰り返しを筆頭とした穏やかな感情の響きと、光の激情溢れる叫びが上手く互いを引き立てていました。

地味に印象的だったのは、潮留家のちゃぶ台が「六角形」だったこと。いつか、全ての席を埋めて食事をすることもあるのかな。


ちなみに、光とちさきがなかなか再会しない理由については察する一方、美海の光への思いには全く気付かないあかりですが、これは鈍感というよりそうした発想自体が彼女の中にないのではないかな、と思います。「光と美海の恋愛が想像つかない」のではなく「弟と義娘の恋愛が想像つかない」といった方が正確でしょうか。至の妻になり美海の母になると決めた瞬間、そうした可能性を考える視点は欠落してしまったのではないかな、と。とはいえ美海の光への恋心はおそらく後半の核の一つですから、いつかはきっとあかりもそれを知ることになるでしょう。その時あかりがどんな反応をするのか、これもまた話に関わってくるのかな。
もっとも、個人的にはさゆの方の恋愛も非常に気になるところ。光との再会シーンは先週も述べた「背伸び」と彼女の昔と変わらない部分が両方現れていて本当に微笑ましい。これで要が目覚めたらどこまでかわいくなってしまうのか。
関連:
2014年冬アニメ 視聴予定リスト
凪のあすから 第1話「海と大地のまんなかに」
凪のあすから 第2話「ひやっこい薄膜」
凪のあすから 第3話「海のいいつたえ」
凪のあすから 第4話「友達なんだから」
凪のあすから 第5話「あのねウミウシ」
凪のあすから 第6話「巴日のむこう」
凪のあすから 第7話「おふねひきゆれて」
凪のあすから 第8話「たゆたう想いのさき」
凪のあすから 第9話「知らないぬくもり」
凪のあすから 第10話「ぬくみ雪ふるふる」
凪のあすから 第11話「変わりゆくとき」
凪のあすから 第12話「優しくなりたい」
凪のあすから 第13話「届かぬゆびさき」
凪のあすから 第14話「約束の日」

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