演説はそこまでだ/キルラキル17話他2014/2/8感想
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<記事内アンカー>
キルラキル 第17話「何故にお前は」
漫画感想(「ジョジョリオン」5巻)
漫画感想(「岸辺露伴は動かない」)
漫画感想(「いいんちょ。」6巻)

神奈川、見事に積もっております……うーむ、風邪っぽい。
キルラキル 第17話「何故にお前は」
©TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会



訪れた反逆の時、彼女がついに牙を剥く。
流子が鮮血を着て戦わないと宣言……という引きだったのでその克服に1話費やすかと思いきや、決戦開始どころか皐月の裏切りまで話が進行。足踏みせずに進んでくれるのは嬉しいし、皐月の宣言には主人公交代の印象を抱かせるだけの貫禄はありました。というか、流子が立ち位置に徹して本当に目先だけで戦っている(そして何かを変えることができているようにも現状は感じられない)ので、皐月が展開のダイナミズムで目立つと必然的に流子が目立てないんだよなあ。そういう意味で、皐月がついに真意を露わにした今回はようやくの後半戦開始であり、流子が陰謀の蚊帳の外で過ごせる猶予が終了したように感じられました。今後それらが混ざり合っていく中で、流子が改めてどんな存在感を放ってくれるかに期待かな。


満艦飾家の面々が久しぶりに登場……したものの、又郎以外は当面お休みかしらん。蟇郡までたじろがせる相変わらずぶりに笑ったけれど、それ以上に又郎を生命繊維に囚われさせないための「礼服は売っぱらってボディペインティングだったから」というロジックが、この絵柄&又郎の頭身だから許されるギリギリの攻めっぷりで爆笑。薔薇蔵がやったら間違いなく酷いなんてものじゃないし、好代がやったら別の意味で許されない! ガッツが服を着ている設定が今回のトラップに捕まる設定に繋がっているのも又郎とは逆で上手い。なお、服を着た犬自体は昨今そこまで驚きの対象でもなくなってきたけれど、調べてみるとタキシードなんかもある模様。
タキシード(代官山Nahhomilly)
頭身の高いイタリアングレーハウンドは妙にハマっていて怖いwww

それにしてもこんなデベソチラまで描き込まなくていいのよ!?
関連:
2014年冬アニメ 視聴予定リスト
キルラキル 第1話「あざみのごとく棘あれば」
キルラキル 第2話「気絶するほど悩ましい」
キルラキル 第3話「純潔」
キルラキル 第4話「とても不幸な朝が来た」
キルラキル 第5話「銃爪」
キルラキル 第6話「気分次第で責めないで」
キルラキル 第7話「憎みきれないろくでなし」
キルラキル 第8話「俺の涙は俺が拭く」
キルラキル 第9話「チャンスは一度」
キルラキル 第10話「あなたを・もっと・知りたくて」
キルラキル 第11話「可愛い女と呼ばないで」
キルラキル 第12話「悲しみにつばをかけろ」
キルラキル 第13話「君に薔薇薔薇・・・という感じ」
キルラキル 第14話「急げ風のように」
キルラキル 第15話「どうにもとまらない」
キルラキル 第16話「女はそれを我慢できない」
<漫画感想(「ジョジョリオン」5巻)>
ジョジョリオン 5 (ジャンプコミックス)

荒木飛呂彦の「ジョジョリオン」5巻を読了。これまた4ヶ月も積んでいた/(^o^)\
高校に行くことになったものの、その途中の「カツアゲロード」に引っかかってしまった定助&常秀。因縁付けられて弁償どころか麻薬の運び屋までするよう脅されてしまい、この危地をどう脱するのか……というのがメインの話。今回のキモは「スタンドによる不思議な現象は起きているけどスタンド使いはいない」という部分で、誰を倒せば解決するというわけでもない点。主婦と子供→老人→ヤンキー→追加で警官と、敵とも違うけど対処しないといけない相手が次々増えたり変わったりしていき、奇妙な不気味さ&バトルとは違った緊迫感が味わえます。加えて常秀も全然信用出来ないしw
そんな具合で単純に話として面白い一方で大きな流れがない、というわけでもなく、後半はSBRの後のジョニィ・ジョースターが大きく話に関わっているらしいことが明らかになるというサービス&伏線があり、構成のバランスも良好。血縁関係があること自体は3巻で判明していましたが、こういう展開は旧来からのファンとしては興奮せざるを得ません。定助のルーツと「新しいジョースター家」の歴史が重なって明らかになっていく……というのは、一巡したジョジョの世界だからこそできる話でこれまでと違った楽しみがある。他の部以上にバトルより謎に主体を置いた話作りになっていることもあり、なんとも先が気になります。
関連:
漫画感想(「ジョジョリオン」3巻)
漫画感想(「ジョジョリオン」4巻、「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」7巻)
<漫画感想(「岸辺露伴は動かない」)>
岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)

荒木飛呂彦の「岸辺露伴は動かない」を読了。1997年に連載陣の読み切り対決企画「ジャンプリーダーズカップ」の1本として描かれた作品が、その後に描かれた他のエピソードと合わせて単行本になったものですね。最初の「懺悔室」は当時「え、スピンオフ禁止じゃないの、ズルくない?」→「出るのが納得の面白さでズルい!」と二重にズルく感じたのを覚えていますwww 「懺悔室」は短篇集「死刑執行中脱獄進行中」にも収録されていますが、他は雑誌に載ったきりだったのでこの単行本化は嬉しい。昔の作品と認識している「懺悔室」が17年前なのは驚かないけれど、どちらかというと「六壁坂」が既に6年前なのとその次の「富豪村」までに4年間経ってる事の方がショック。もうそんなに前なのか。
4部を代表するキャラクターの1人、岸辺露伴が様々な「不気味」と遭遇する物語ですが、エピソードの主体となる不気味さ自体には露伴は必ずしも必要ありません。露伴のヘブンズ・ドアー以外はスタンド出ないし。荒木先生自身のコメントで書かれているように、露伴の存在はあくまで料理の「香り付け」で、不気味さに彩りと物語としての起承転結をさせるための役割がメイン。でも、その香りが実に強烈だから彼なしにこれらのエピソードは成り立たない。「六壁坂」とか露伴と編集者のやりとりだけで既に素晴らしく楽しいwww
どのエピソードも珠玉の出来栄えですが、ちょっと毛色が違って面白いのは「密猟海岸」。他エピソードの「不気味」は基本的に超常のものですが、こちらの「不気味」は人為的なもの。でもその人為的な不気味を作り出した者の姿は描かれず、それがまた不気味……という代物になっています。この「影にいるんだろうけど何も分からない」連中の「不気味」はなんだか「死刑執行中脱獄進行中」の刑務所の人々に似たものがあります。露伴だけでなくロニオも登場することで、スピンオフ色が他作品より強いのも個性的なポイント。
<漫画感想(「いいんちょ。」6巻)>
いいんちょ。 【初回版】 6巻 (ガムコミックス)

秋風白雲の「いいんちょ。」6巻を読了。体育祭・文化祭が終了しこの6巻は小話オンリー。コンパクトにまとまっているので笑う→次の話→笑うのループがスムーズに続いて読みやすい。いいんちょ達以外の脇役陣もちまちまと単独エピソードをもらったりして、バラエティに飛んだ巻になっています。1番笑ったのは47話、はるかが珍しく体操着を忘れる回でしょうか。話の経路といい学の余計過ぎる一言と言い、この作品の王道的な1話w
もちろんギャグ方面だけでなくかわいさも相変わらずで、その点では睦さん主役の45話が素敵。同級生から姉さん扱いされる彼女の悲哀と、歳相応に見られない「本当の理由」のオチが楽しい。何か彼女のクラスは男子以外もダメな気がしないでもないがwww
あ、ところで今回もカバー下が視覚テロなんで心して外しましょう。いや別に外さなくてもいいけど。
関連:
漫画感想(「ななほし天道」1巻、「いいんちょ。」5巻)

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【言及】
http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/tbs20717-b871.html
http://shinjitsuakuro.blog109.fc2.com/blog-entry-4418.html
http://blog.livedoor.jp/sumi4460/archives/68086013.html
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-3587.html
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http://diconoir.blog94.fc2.com/blog-entry-1213.html
http://luvnail.blog46.fc2.com/blog-entry-2792.html
キルラキル 第17話「何故にお前は」
漫画感想(「ジョジョリオン」5巻)
漫画感想(「岸辺露伴は動かない」)
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キルラキル 第17話「何故にお前は」
©TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会



訪れた反逆の時、彼女がついに牙を剥く。
流子が鮮血を着て戦わないと宣言……という引きだったのでその克服に1話費やすかと思いきや、決戦開始どころか皐月の裏切りまで話が進行。足踏みせずに進んでくれるのは嬉しいし、皐月の宣言には主人公交代の印象を抱かせるだけの貫禄はありました。というか、流子が立ち位置に徹して本当に目先だけで戦っている(そして何かを変えることができているようにも現状は感じられない)ので、皐月が展開のダイナミズムで目立つと必然的に流子が目立てないんだよなあ。そういう意味で、皐月がついに真意を露わにした今回はようやくの後半戦開始であり、流子が陰謀の蚊帳の外で過ごせる猶予が終了したように感じられました。今後それらが混ざり合っていく中で、流子が改めてどんな存在感を放ってくれるかに期待かな。


満艦飾家の面々が久しぶりに登場……したものの、又郎以外は当面お休みかしらん。蟇郡までたじろがせる相変わらずぶりに笑ったけれど、それ以上に又郎を生命繊維に囚われさせないための「礼服は売っぱらってボディペインティングだったから」というロジックが、この絵柄&又郎の頭身だから許されるギリギリの攻めっぷりで爆笑。薔薇蔵がやったら間違いなく酷いなんてものじゃないし、好代がやったら別の意味で許されない! ガッツが服を着ている設定が今回のトラップに捕まる設定に繋がっているのも又郎とは逆で上手い。なお、服を着た犬自体は昨今そこまで驚きの対象でもなくなってきたけれど、調べてみるとタキシードなんかもある模様。
タキシード(代官山Nahhomilly)
頭身の高いイタリアングレーハウンドは妙にハマっていて怖いwww

それにしてもこんなデベソチラまで描き込まなくていいのよ!?
関連:
2014年冬アニメ 視聴予定リスト
キルラキル 第1話「あざみのごとく棘あれば」
キルラキル 第2話「気絶するほど悩ましい」
キルラキル 第3話「純潔」
キルラキル 第4話「とても不幸な朝が来た」
キルラキル 第5話「銃爪」
キルラキル 第6話「気分次第で責めないで」
キルラキル 第7話「憎みきれないろくでなし」
キルラキル 第8話「俺の涙は俺が拭く」
キルラキル 第9話「チャンスは一度」
キルラキル 第10話「あなたを・もっと・知りたくて」
キルラキル 第11話「可愛い女と呼ばないで」
キルラキル 第12話「悲しみにつばをかけろ」
キルラキル 第13話「君に薔薇薔薇・・・という感じ」
キルラキル 第14話「急げ風のように」
キルラキル 第15話「どうにもとまらない」
キルラキル 第16話「女はそれを我慢できない」
<漫画感想(「ジョジョリオン」5巻)>
ジョジョリオン 5 (ジャンプコミックス)

荒木飛呂彦の「ジョジョリオン」5巻を読了。これまた4ヶ月も積んでいた/(^o^)\
高校に行くことになったものの、その途中の「カツアゲロード」に引っかかってしまった定助&常秀。因縁付けられて弁償どころか麻薬の運び屋までするよう脅されてしまい、この危地をどう脱するのか……というのがメインの話。今回のキモは「スタンドによる不思議な現象は起きているけどスタンド使いはいない」という部分で、誰を倒せば解決するというわけでもない点。主婦と子供→老人→ヤンキー→追加で警官と、敵とも違うけど対処しないといけない相手が次々増えたり変わったりしていき、奇妙な不気味さ&バトルとは違った緊迫感が味わえます。加えて常秀も全然信用出来ないしw
そんな具合で単純に話として面白い一方で大きな流れがない、というわけでもなく、後半はSBRの後のジョニィ・ジョースターが大きく話に関わっているらしいことが明らかになるというサービス&伏線があり、構成のバランスも良好。血縁関係があること自体は3巻で判明していましたが、こういう展開は旧来からのファンとしては興奮せざるを得ません。定助のルーツと「新しいジョースター家」の歴史が重なって明らかになっていく……というのは、一巡したジョジョの世界だからこそできる話でこれまでと違った楽しみがある。他の部以上にバトルより謎に主体を置いた話作りになっていることもあり、なんとも先が気になります。
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漫画感想(「ジョジョリオン」3巻)
漫画感想(「ジョジョリオン」4巻、「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」7巻)
<漫画感想(「岸辺露伴は動かない」)>
岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)

荒木飛呂彦の「岸辺露伴は動かない」を読了。1997年に連載陣の読み切り対決企画「ジャンプリーダーズカップ」の1本として描かれた作品が、その後に描かれた他のエピソードと合わせて単行本になったものですね。最初の「懺悔室」は当時「え、スピンオフ禁止じゃないの、ズルくない?」→「出るのが納得の面白さでズルい!」と二重にズルく感じたのを覚えていますwww 「懺悔室」は短篇集「死刑執行中脱獄進行中」にも収録されていますが、他は雑誌に載ったきりだったのでこの単行本化は嬉しい。昔の作品と認識している「懺悔室」が17年前なのは驚かないけれど、どちらかというと「六壁坂」が既に6年前なのとその次の「富豪村」までに4年間経ってる事の方がショック。もうそんなに前なのか。
4部を代表するキャラクターの1人、岸辺露伴が様々な「不気味」と遭遇する物語ですが、エピソードの主体となる不気味さ自体には露伴は必ずしも必要ありません。露伴のヘブンズ・ドアー以外はスタンド出ないし。荒木先生自身のコメントで書かれているように、露伴の存在はあくまで料理の「香り付け」で、不気味さに彩りと物語としての起承転結をさせるための役割がメイン。でも、その香りが実に強烈だから彼なしにこれらのエピソードは成り立たない。「六壁坂」とか露伴と編集者のやりとりだけで既に素晴らしく楽しいwww
どのエピソードも珠玉の出来栄えですが、ちょっと毛色が違って面白いのは「密猟海岸」。他エピソードの「不気味」は基本的に超常のものですが、こちらの「不気味」は人為的なもの。でもその人為的な不気味を作り出した者の姿は描かれず、それがまた不気味……という代物になっています。この「影にいるんだろうけど何も分からない」連中の「不気味」はなんだか「死刑執行中脱獄進行中」の刑務所の人々に似たものがあります。露伴だけでなくロニオも登場することで、スピンオフ色が他作品より強いのも個性的なポイント。
<漫画感想(「いいんちょ。」6巻)>
いいんちょ。 【初回版】 6巻 (ガムコミックス)

秋風白雲の「いいんちょ。」6巻を読了。体育祭・文化祭が終了しこの6巻は小話オンリー。コンパクトにまとまっているので笑う→次の話→笑うのループがスムーズに続いて読みやすい。いいんちょ達以外の脇役陣もちまちまと単独エピソードをもらったりして、バラエティに飛んだ巻になっています。1番笑ったのは47話、はるかが珍しく体操着を忘れる回でしょうか。話の経路といい学の余計過ぎる一言と言い、この作品の王道的な1話w
もちろんギャグ方面だけでなくかわいさも相変わらずで、その点では睦さん主役の45話が素敵。同級生から姉さん扱いされる彼女の悲哀と、歳相応に見られない「本当の理由」のオチが楽しい。何か彼女のクラスは男子以外もダメな気がしないでもないがwww
あ、ところで今回もカバー下が視覚テロなんで心して外しましょう。いや別に外さなくてもいいけど。
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