素敵なお嬢さんに育ったわ/キルラキル19話他2014/2/22感想
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<記事内アンカー>
キルラキル 第19話「たどりついたらいつも雨ふり」
漫画感想(「マテリカルポルカ」1巻)
漫画感想(「妄想稼業の道長さん」2巻)

引越の際に自転車を購入、駅まで遠くないのもあって週末の買い出し時のみ使用ていたのですが、ここ2週ほどは大雪で自転車どころでなく、そもそも存在自体を失念していたことに今日になって気付く。埋もれたりしてなくて良かった。
キルラキル 第19話「たどりついたらいつも雨ふり」
©TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会

敗れても諦めぬ者達。そして少女は1人、自らの存在に苦悩する。
誰一人へこたれさせることなく、一方で苦境はしっかり感じさせるバランス感覚が素晴らしい。こういう場合って折れそうな仲間の心に主人公の復活が心の救いになることが多いように思うのですが、彼らが全然負ける気でいないので逆に主人公を苦悩させても作品の雰囲気が暗くなり過ぎない余裕を持てています。マコが敵に掴まったり救出される経緯が妙に軽やかなのも含めて(又郎&ガッツが1ヶ月探して見つからなかったのを、襲撃してきた敵軍の中から唐突に嗅ぎつけちゃうこの適当さ!w)、しっとりさせないなあこの作品。あ、好代の鮮血着用はアリだと思いますむしろ見た奴に金払わせていいと思うよ!
流子は流子で復活から即単独で暴れることで映像的には爽快感を提供してくれたので、「悩む存在としての引き」という意味では同じだった16話に比べてまどろっこしさもそれほど感じずに済むのがありがたい。いつもとはまた違ったドスの利いたしゃべりも、苛立ちが如実に感じられてこれはこれで心地よかったです。いや別にM的な意味合いは全くないので誤解しないでください。



まあそれよりなにより今週は蟇マコにニヤニヤが止まりません。救出のための一撃のシーンでは「もうちょっとマコ救出への思いを何か喋ってくれないかなあ」ともどかしさを感じたのですが、そのためがあった故に救出後のデレの破壊力が素晴らしい。赤面してるよ!思い切り照れ隠しだよ!イチャイチャとか蛇崩に言われてるよ!恋愛対象として見た場合、あんまりに無防備なマコの様子にドギマギする蟇郡が非常にかわいらしかったです。どう見ても見ちゃいけない部分まで見てるよね最後のキャプ画のシーン。
なお小ネタに事欠かないこの作品ですが、今週のポイントはチェーンソー。まずは北関東番長連合の得物から。

お分かりいただけたであろうか、「minagoroshi」である。

続いて又郎と一緒に暮らしていた子供たちの様子。画面中央で回転するバーベキューうさぎばかりに目が行きがちですが、画面左を見てみましょう。

チェーンソーで首切断の真っ最中である。バイタリティ高いなこの子達!
関連:
2014年冬アニメ 視聴予定リスト
キルラキル 第1話「あざみのごとく棘あれば」
キルラキル 第2話「気絶するほど悩ましい」
キルラキル 第3話「純潔」
キルラキル 第4話「とても不幸な朝が来た」
キルラキル 第5話「銃爪」
キルラキル 第6話「気分次第で責めないで」
キルラキル 第7話「憎みきれないろくでなし」
キルラキル 第8話「俺の涙は俺が拭く」
キルラキル 第9話「チャンスは一度」
キルラキル 第10話「あなたを・もっと・知りたくて」
キルラキル 第11話「可愛い女と呼ばないで」
キルラキル 第12話「悲しみにつばをかけろ」
キルラキル 第13話「君に薔薇薔薇・・・という感じ」
キルラキル 第14話「急げ風のように」
キルラキル 第15話「どうにもとまらない」
キルラキル 第16話「女はそれを我慢できない」
キルラキル 第17話「何故にお前は」
キルラキル 第18話「夜へ急ぐ人」
<漫画感想(「マテリカルポルカ」1巻)>
マテリアルポルカ(1) (アフタヌーンKC)

古林奈留の「マテリカルポルカ」1巻を読了。主人公・アリスは高名な「ラ・ヴィエルジュ女学院」の新入生。憧れの乙女の園だったはずのその学院は、絶大な権力を持つ生徒会長が統率し秩序を乱すものを容赦なく死なせる恐怖の世界だった……という美少女血みどろ作品。いや正確には血みどろじゃありません。血や臓物が出る部分は「お菓子」になっています。これが単なる映像表現なのか「そういうもの」なのかは分かりませんが、これによって内容の割に映像的なスプラッタ加減は薄いものになっています。舞台もあくまで秩序の中であり、類似作品と比べると制限が多い。というか、まがりなりにも女学院なので派手さには欠けるのが1巻序盤を読んでいての正直な印象。
ただそうした縛りというのは必ずしも作品の面白さまで制限するものではなく、女の子達の争いが「生徒会長選挙」という舞台を得ることが分かる後半の展開は、むしろ縛りの中でどんな展開に繋がるのか見当をつけさせてくれずに興味を引く内容になっています。非現実的な世界観もあいまって、単なる情け無用のバトルロワイヤルではなくもっと多角的な何かを見せてくれるのではないかな……という。アリスもアリスで危うさがあって、別に単純にいい子というわけでもないし。この作品が何を表現していくのか、ひとまずはその方向性を探しながらの読書ということになりそう。見落としていたけれど2巻が既に発売されているようなので、書店に行かないと……
<漫画感想(「妄想稼業の道長さん」5巻)>
妄想稼業の道長さん 2 (フラッパー)

志賀伯の「妄想稼業の道長さん」2巻を読了。2冊めの官能小説執筆が上手く行かなくなってしまった花は、どうやってスランプを脱したらいいか悪戦苦闘。加えて周囲に正体がバレてしまう危険も出てきて……とトラブル続きの第2巻。主題になるネタこそ官能小説ですが、歳相応に悩んで前に進んでいく様子は非常にまっすぐ。特に友人の園田さんに正体を告白すると決めたシーンは直後に邪魔者が入ってきて「あ、これうやむやになっちゃうパターンか」と思ったら、それでも告白を続行してしまうというのが非常に印象的でした。
「官能小説家」という題材が家族や友情のドラマ、そしてギャグと全ての接着剤になっていて、かつそれぞれを際立たせている……という、素材の組み合わせの派手さだけに頼らない、しっかり地に足についた1冊です。
関連:
漫画感想(「妄想稼業の道長さん」1巻)

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キルラキル 第19話「たどりついたらいつも雨ふり」
漫画感想(「マテリカルポルカ」1巻)
漫画感想(「妄想稼業の道長さん」2巻)

引越の際に自転車を購入、駅まで遠くないのもあって週末の買い出し時のみ使用ていたのですが、ここ2週ほどは大雪で自転車どころでなく、そもそも存在自体を失念していたことに今日になって気付く。埋もれたりしてなくて良かった。
キルラキル 第19話「たどりついたらいつも雨ふり」
©TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会

敗れても諦めぬ者達。そして少女は1人、自らの存在に苦悩する。
誰一人へこたれさせることなく、一方で苦境はしっかり感じさせるバランス感覚が素晴らしい。こういう場合って折れそうな仲間の心に主人公の復活が心の救いになることが多いように思うのですが、彼らが全然負ける気でいないので逆に主人公を苦悩させても作品の雰囲気が暗くなり過ぎない余裕を持てています。マコが敵に掴まったり救出される経緯が妙に軽やかなのも含めて(又郎&ガッツが1ヶ月探して見つからなかったのを、襲撃してきた敵軍の中から唐突に嗅ぎつけちゃうこの適当さ!w)、しっとりさせないなあこの作品。あ、好代の鮮血着用はアリだと思いますむしろ見た奴に金払わせていいと思うよ!
流子は流子で復活から即単独で暴れることで映像的には爽快感を提供してくれたので、「悩む存在としての引き」という意味では同じだった16話に比べてまどろっこしさもそれほど感じずに済むのがありがたい。いつもとはまた違ったドスの利いたしゃべりも、苛立ちが如実に感じられてこれはこれで心地よかったです。いや別にM的な意味合いは全くないので誤解しないでください。



まあそれよりなにより今週は蟇マコにニヤニヤが止まりません。救出のための一撃のシーンでは「もうちょっとマコ救出への思いを何か喋ってくれないかなあ」ともどかしさを感じたのですが、そのためがあった故に救出後のデレの破壊力が素晴らしい。赤面してるよ!思い切り照れ隠しだよ!イチャイチャとか蛇崩に言われてるよ!恋愛対象として見た場合、あんまりに無防備なマコの様子にドギマギする蟇郡が非常にかわいらしかったです。どう見ても見ちゃいけない部分まで見てるよね最後のキャプ画のシーン。
なお小ネタに事欠かないこの作品ですが、今週のポイントはチェーンソー。まずは北関東番長連合の得物から。

お分かりいただけたであろうか、「minagoroshi」である。

続いて又郎と一緒に暮らしていた子供たちの様子。画面中央で回転するバーベキューうさぎばかりに目が行きがちですが、画面左を見てみましょう。

チェーンソーで首切断の真っ最中である。バイタリティ高いなこの子達!
関連:
2014年冬アニメ 視聴予定リスト
キルラキル 第1話「あざみのごとく棘あれば」
キルラキル 第2話「気絶するほど悩ましい」
キルラキル 第3話「純潔」
キルラキル 第4話「とても不幸な朝が来た」
キルラキル 第5話「銃爪」
キルラキル 第6話「気分次第で責めないで」
キルラキル 第7話「憎みきれないろくでなし」
キルラキル 第8話「俺の涙は俺が拭く」
キルラキル 第9話「チャンスは一度」
キルラキル 第10話「あなたを・もっと・知りたくて」
キルラキル 第11話「可愛い女と呼ばないで」
キルラキル 第12話「悲しみにつばをかけろ」
キルラキル 第13話「君に薔薇薔薇・・・という感じ」
キルラキル 第14話「急げ風のように」
キルラキル 第15話「どうにもとまらない」
キルラキル 第16話「女はそれを我慢できない」
キルラキル 第17話「何故にお前は」
キルラキル 第18話「夜へ急ぐ人」
<漫画感想(「マテリカルポルカ」1巻)>
マテリアルポルカ(1) (アフタヌーンKC)

古林奈留の「マテリカルポルカ」1巻を読了。主人公・アリスは高名な「ラ・ヴィエルジュ女学院」の新入生。憧れの乙女の園だったはずのその学院は、絶大な権力を持つ生徒会長が統率し秩序を乱すものを容赦なく死なせる恐怖の世界だった……という美少女血みどろ作品。いや正確には血みどろじゃありません。血や臓物が出る部分は「お菓子」になっています。これが単なる映像表現なのか「そういうもの」なのかは分かりませんが、これによって内容の割に映像的なスプラッタ加減は薄いものになっています。舞台もあくまで秩序の中であり、類似作品と比べると制限が多い。というか、まがりなりにも女学院なので派手さには欠けるのが1巻序盤を読んでいての正直な印象。
ただそうした縛りというのは必ずしも作品の面白さまで制限するものではなく、女の子達の争いが「生徒会長選挙」という舞台を得ることが分かる後半の展開は、むしろ縛りの中でどんな展開に繋がるのか見当をつけさせてくれずに興味を引く内容になっています。非現実的な世界観もあいまって、単なる情け無用のバトルロワイヤルではなくもっと多角的な何かを見せてくれるのではないかな……という。アリスもアリスで危うさがあって、別に単純にいい子というわけでもないし。この作品が何を表現していくのか、ひとまずはその方向性を探しながらの読書ということになりそう。見落としていたけれど2巻が既に発売されているようなので、書店に行かないと……
<漫画感想(「妄想稼業の道長さん」5巻)>
妄想稼業の道長さん 2 (フラッパー)

志賀伯の「妄想稼業の道長さん」2巻を読了。2冊めの官能小説執筆が上手く行かなくなってしまった花は、どうやってスランプを脱したらいいか悪戦苦闘。加えて周囲に正体がバレてしまう危険も出てきて……とトラブル続きの第2巻。主題になるネタこそ官能小説ですが、歳相応に悩んで前に進んでいく様子は非常にまっすぐ。特に友人の園田さんに正体を告白すると決めたシーンは直後に邪魔者が入ってきて「あ、これうやむやになっちゃうパターンか」と思ったら、それでも告白を続行してしまうというのが非常に印象的でした。
「官能小説家」という題材が家族や友情のドラマ、そしてギャグと全ての接着剤になっていて、かつそれぞれを際立たせている……という、素材の組み合わせの派手さだけに頼らない、しっかり地に足についた1冊です。
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