ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース4話感想
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24時を回ってしまいましたが、ジョジョ4話感想です。
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第4話「灰の塔」
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会



次々と襲い来る刺客。心休まる暇もなく、戦いは続く。
今回は原作2話分少々、ページ数にして50ページを切るゆっくり進行になっています。これまでアニメの話の切れ目は原作の切れ目と一致していませんでしたが、今回は一致。また、これまでの3パートではなくオーソドックスな2パートで構成されています。パートの長さが違うせいもあってか、初見時はちょっと遅目に感じたかな。



花京院「JOJO! きみの頭のよこにいるぞ!」
今回はOPを差し込むタイミングが良好。原作では承太郎のすぐ側に現れた敵スタンドがなぜかしばらく棒立ち(挑発?)という不思議な行動を取っていましたが、側に現れた瞬間にOPが差し込まれたことで若干違和感が緩和されています。ただこれに関係して増えた花京院の台詞はちょっと安直で、なぜか2回も「やはりスタンドだ その虫はスタンドだ!」と全く同じ台詞を言ってたりするのですが。再確認しなくていいからw



花京院「ここは私の静なるスタンド「法皇の緑」こそヤツを始末するのにふさわしい」
一方で、タワーオブグレーが動いている時の台詞は順序が一部組み替えられており、1つの画面中に長台詞が入らないように調整がされています。また引用の台詞については、その前にアヴドゥルと承太郎を制止する際2人のスタンドをしっかり「動」と表現することで、文字のない音声だけでも「静なる」を「聖なる」と勘違いしないようフォローがされてたり。



また、さりげにこのカットは原作と左右が逆になっています。なんでってこれ明らかに原作の体の向きおかしいもの!なんでタワーオブグレーが右にいるのに左に構えてるんだよ!w 原作では背面しか映っていなかったのが正面写しされているのも地味にポイント。


ジョセフ「変じゃ さっきから気のせいか機体がかたむいて飛行しているぞ…」
落下した紙コップが転がっていくのはアニメオリジナルですが、傾きの演出として非常に分かりやすい。画面を移動させられるアニメは漫画よりも「傾き」の表現はやりやすいと思いますが、念押し的に映っているものだけで見て取れる心遣いがありがたいです。



グレーフライ「ブワロロロ~~ベロォォォ わしは事故と旅の中止を暗示する「塔」のカードをもつスタンド!おまえらはDIO様の所へは行けんン!たとえこの機の墜落から助かったとてエジプトまでは一万キロ!その間!DIO様に忠誠を誓った者どもが四六時中きさまらをつけねらうのドァッ!世界中にはおまえらの知らん 想像を超えた『スタンド』が存在するゥ!DIO様は『スタンド』をきわめるお方!DIO様はそれらに君臨できる力をもったお方なのドァ!たどりつけるわけがぬぁ~~~~い!きさまらエジプトへは決して行けんのどあああああばばばばゲロゲロ~~べちあっ」
グレーフライの断末魔、まさかの台詞ノーカットであるwww 原作でもちょっと厳しいものがありましたが、さすがに大出血しながらこの長台詞は無理があるだろ、視覚的にも! ここがノーカットで直後の「プロ中のプロ」がスチュワーデスのことだと示す台詞が削られてるのは個人的には若干マイナス。というかスチュワーデスさん、この異常な断末魔を見て悲鳴上げないのは本当にプロ中のプロだと思うの。あと、承太郎が対応について指示する際ジョセフが「え?ワシが操縦するの?」という感じのリアクションが追加されてるのが笑えました。




花京院「これはお茶のおかわりをほしいのサインだよ 香港では茶ビンのフタをずらしておくとおかわりを持って来てくれるんだ」
花京院の香港薀蓄はこちらも原作から増加されている部分。また店員が実際にお茶を持ってくる様もアニメでの追加です。調べてみると、この合図を送った場合は茶碗に直接お茶を注ぐのではなく、茶ビンにお湯を足してくれるということみたいなのだけど……一方「カエルの丸焼き」の表記も原作と変わっていますが、これは原作の「テイエンチー」だと丸焼きというか単純に食用ガエルの事を指してるっぽい。こういった旅行話も3部の魅力の1つではありますね。1980年代のものですから、2010年代とは変わってしまっているものもあるのかしらん。
なお、原作見返してみたら香港の街並みにセ○ン○レ○ンが描かれていてびっくり。香港へは1981年、3部の数年前に進出しているのだそうです。
-お茶の合図その1- 掲蓋添茶水
-お茶の合図その2- 手指叩卓示禮
いずれもAll Aboutより



ポルナレフ「そのテーブルに火時計を作った!火が12時を燃やすまできさまを殺す!!」
ポルナレフのシルバーチャリオッツの登場シーンは予想以上の迫力。炎と銀の鎧の組み合わせが、アニメでカラーで再現されたことで映える映える。火時計作りが剣さばきっぽく見えない気もしますが、むしろちまちまやるよりスピード感があって○。なお、火時計に使われたテーブル(=直前まで承太郎達が食事していたテーブル)の位置関係がすごく奇妙な気がするんですが、原作では何の描写もなしに倒されて火時計になっていたので、アヴドゥルがテーブルひっくり返す描写が追加されてるだけでもマシになってるのでこれは仕方ないw さてさて、次回はアヴドゥルvsポルナレフの本格的なスタンドバトル。期待が高まります。
関連:
2013年冬アニメ 視聴予定リスト(1部2部感想リスト)
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 感想リスト
ジョジョの奇妙な冒険 第1話「悪霊にとりつかれた男」
ジョジョの奇妙な冒険 第2話「裁くのは誰だ!?」
ジョジョの奇妙な冒険 第3話「DIOの呪縛」

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【言及】
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