いいおじいさんだったのね/シドニアの騎士5話他2014/5/11感想
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- TAG: アニメ_2014年春アニメ漫画
<記事内アンカー>
selector infected WIXOSS 第6話「この胸は純白」
シドニアの騎士 第5話「漂流」
漫画感想(「恋愛ラボ」1~9巻)

艦これ春イベントのキラ付け作業のお供に、既刊がまるっと未読だった「ぎんぎつね」「恋愛ラボ」を読み終えて積みコミックがかなり身軽に……はまだほど遠い。まだYJ版の方のローゼンメイデンもあるし、未読作品数相変わらず20超えてるんですけど……
selector infected WIXOSS 第6話「この胸は純白」
(C)LRIG/Project Selector



晶とのセレクターバトルに臨むるう子。その胸に去来するのは……
前回の感想で、晶はるう子の心の何を見るのか……と書きましたが、心を見るのは晶だけでなくるう子自身もだった。読心能力が晶にとってマイナスに働くことはともかく、その先は頭に浮かんでいなかったので、るう子が自分の空っぽさに打ちのめされる今回の話は驚きつつも納得。一方の遊月がほとんど破滅しか見えなくとも進むしかないと追い立てられる様と対になりつつも共に絶望感を煽り、更に晶や一衣の描写も相まって登場人物の心理が機能的に噛み合っていたように思います。サブタイトルがるう子の願いと行動の双方に対する皮肉を示していたのも秀逸。
またこれまで不満だったカードバトルについても、心理における勝敗のロジックは明確に示されていることで、バトルを詳述しない手法がむしろスピード感をもたらしていて、ストーリーの1要素として過不足のない役割を果たしていました。
思い出のノートがむしろ一衣とるう子を追い詰める道具となる点なども含めて、これまでの話と比べて出色の出来でした。さてさて、少女たちはどこに向かうのか。
関連:
selector infected WIXOSS 感想リスト
selector infected WIXOSS 第1話「この奇跡は兢々」
selector infected WIXOSS 第2話「その出会いは劇薬」
selector infected WIXOSS 第3話「この平穏は戯言」
selector infected WIXOSS 第4話「その祈りは冒涜」
selector infected WIXOSS 第5話「あの誓いは無効」
シドニアの騎士 第5話「漂流」
(c)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE



宇宙空間へ放り出された星白を追い、傷ついた機体で捜索に向かう長道。彼女の発見には成功したものの機体は帰還限界線を突破、ヘイグス粒子も使い果たしてしまい……
前回のガウナ戦から一転、戦闘なしの30分。無人島生活などと違って行動範囲が限られる中、絶望感や切迫感を過度に煽ることなく静かに経過していく時間がこの作品らしい。長道と星白の性格から言っても、こうした展開の方がスムーズであったと思います。喧嘩したりすることなく、むしろどんどんと仲を深め合っていく。穏やかに互いのことを語っていく様子は平行して行われるシドニアでの解説とも相性が良く、スムーズにそれぞれの理解ができました。
濾過済み尿飲みも下手に光を当てると悪目立ちしてしまう所、淡々としたノリと星白の速断があるからこそ作品の雰囲気を崩さずインパクトだけはある。それでいて彼女の赤面する様子は十二分にかわいいんだから、元の絵柄とCGによる加減が絶妙だなあ。
そしてそうした描写の最後に描かれる「守備隊が256機全機で迎えに来る」という行動が、ちょっとだけそれまでのノリからはみ出してみせることで非常に爽やかな感動を生み出しています。この256機という多さに単純な「皆で探しに来た」以上の意味があるのがいいんですよね。掌位の「数が多ければ多いほど加速力が増す」という設定が、帰還限界線を越えた長道達の捜索を可能にした理由を、そしてそれを行った護人操縦士達の思いを一瞬で視聴者の頭に放り込んでくれる。輪っかに切れ目がある=掌位で来たことに気付いた瞬間、胸が一杯になってしまいました。この間にガウナが来たらどうするんだという野暮なツッコミはあるがw
しかしこれだけの数だと、握手のジンクスに対応するのも大変だったんじゃなかろうか。
関連:
シドニアの騎士 感想リスト
シドニアの騎士 第1話「初陣」
シドニアの騎士 第2話「星空」
シドニアの騎士 第3話「栄光」
シドニアの騎士 第4話「選択」
<漫画感想(「恋愛ラボ」1~9巻>
恋愛ラボ 1 (まんがタイムコミックス)

宮原るりの「恋愛ラボ」1~9巻を読了。昨年10月頃に購入してずっと塩漬けになっていましたが、GWでようやく既刊をすべて読むことができました。アニメ化されたのは4巻までということで、先の話がぎっしり。見所はやっぱり、リコ達の恋愛「実践」。アニメでは登場はしてもそこまで目立てなかったナギやヤンなどが大きく関わってきます。もっとも、アニメ後の話で急に恋仲になったりするわけではなく、進行はあくまで緩やか。そしてだからこそ、自分の気持ちに戸惑うリコ達の様子に真実味がある。7巻でようやくリコが「観念」するシーンなどは、ここまで彼女を微笑ましく見守ってきた読者なら悶絶間違いなし。
そうした恋愛研究から本当に恋に落ちていく様子は爆発力が非常に高く、これをアニメで見たかった!と思う一方、これをアニメ化したらどこで切ったらいいの?ともなるわけで、4巻で終了というのは唯一にして最大の区切りどころだったんだろうなあ、とも思います。あそこであれば、リコとマキの友情の物語として話を締めくくることができるわけですから。しかしやっぱりその先もアニメで見てみたいw まあその前に、この漫画の方で彼女達の恋の行く末がどうなるかが気になって仕方ないのですけど。次巻が待ち遠しい!
関連:
恋愛ラボ #01「出会ってしまった二人」
恋愛ラボ #02「恥ずかしがり屋とクールと変態」
恋愛ラボ #03「宣戦布告のサヨとエノ」
恋愛ラボ #04「恋愛研究再開!と思ったら……」
恋愛ラボ #05「こちら藤女恋愛放送局」
恋愛ラボ #06「最低伝説リコ」
恋愛ラボ #07「いざ倉橋家!」
恋愛ラボ #08「ワイルドな君へ……」
恋愛ラボ #09「その笑顔が……」
恋愛ラボ #10「よりぬき生徒会(撮り下ろし)」
恋愛ラボ #11「恋愛ラボ?」
恋愛ラボ #12「ずっと友達でいてくださいね」
恋愛ラボ #13(最終回)「その手を重ねて」

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【言及】
http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-2427.html
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シドニアの騎士 第5話「漂流」
漫画感想(「恋愛ラボ」1~9巻)

艦これ春イベントのキラ付け作業のお供に、既刊がまるっと未読だった「ぎんぎつね」「恋愛ラボ」を読み終えて積みコミックがかなり身軽に……はまだほど遠い。まだYJ版の方のローゼンメイデンもあるし、未読作品数相変わらず20超えてるんですけど……
selector infected WIXOSS 第6話「この胸は純白」
(C)LRIG/Project Selector



晶とのセレクターバトルに臨むるう子。その胸に去来するのは……
前回の感想で、晶はるう子の心の何を見るのか……と書きましたが、心を見るのは晶だけでなくるう子自身もだった。読心能力が晶にとってマイナスに働くことはともかく、その先は頭に浮かんでいなかったので、るう子が自分の空っぽさに打ちのめされる今回の話は驚きつつも納得。一方の遊月がほとんど破滅しか見えなくとも進むしかないと追い立てられる様と対になりつつも共に絶望感を煽り、更に晶や一衣の描写も相まって登場人物の心理が機能的に噛み合っていたように思います。サブタイトルがるう子の願いと行動の双方に対する皮肉を示していたのも秀逸。
またこれまで不満だったカードバトルについても、心理における勝敗のロジックは明確に示されていることで、バトルを詳述しない手法がむしろスピード感をもたらしていて、ストーリーの1要素として過不足のない役割を果たしていました。
思い出のノートがむしろ一衣とるう子を追い詰める道具となる点なども含めて、これまでの話と比べて出色の出来でした。さてさて、少女たちはどこに向かうのか。
関連:
selector infected WIXOSS 感想リスト
selector infected WIXOSS 第1話「この奇跡は兢々」
selector infected WIXOSS 第2話「その出会いは劇薬」
selector infected WIXOSS 第3話「この平穏は戯言」
selector infected WIXOSS 第4話「その祈りは冒涜」
selector infected WIXOSS 第5話「あの誓いは無効」
シドニアの騎士 第5話「漂流」
(c)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE



宇宙空間へ放り出された星白を追い、傷ついた機体で捜索に向かう長道。彼女の発見には成功したものの機体は帰還限界線を突破、ヘイグス粒子も使い果たしてしまい……
前回のガウナ戦から一転、戦闘なしの30分。無人島生活などと違って行動範囲が限られる中、絶望感や切迫感を過度に煽ることなく静かに経過していく時間がこの作品らしい。長道と星白の性格から言っても、こうした展開の方がスムーズであったと思います。喧嘩したりすることなく、むしろどんどんと仲を深め合っていく。穏やかに互いのことを語っていく様子は平行して行われるシドニアでの解説とも相性が良く、スムーズにそれぞれの理解ができました。
濾過済み尿飲みも下手に光を当てると悪目立ちしてしまう所、淡々としたノリと星白の速断があるからこそ作品の雰囲気を崩さずインパクトだけはある。それでいて彼女の赤面する様子は十二分にかわいいんだから、元の絵柄とCGによる加減が絶妙だなあ。
そしてそうした描写の最後に描かれる「守備隊が256機全機で迎えに来る」という行動が、ちょっとだけそれまでのノリからはみ出してみせることで非常に爽やかな感動を生み出しています。この256機という多さに単純な「皆で探しに来た」以上の意味があるのがいいんですよね。掌位の「数が多ければ多いほど加速力が増す」という設定が、帰還限界線を越えた長道達の捜索を可能にした理由を、そしてそれを行った護人操縦士達の思いを一瞬で視聴者の頭に放り込んでくれる。輪っかに切れ目がある=掌位で来たことに気付いた瞬間、胸が一杯になってしまいました。この間にガウナが来たらどうするんだという野暮なツッコミはあるがw
しかしこれだけの数だと、握手のジンクスに対応するのも大変だったんじゃなかろうか。
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シドニアの騎士 第1話「初陣」
シドニアの騎士 第2話「星空」
シドニアの騎士 第3話「栄光」
シドニアの騎士 第4話「選択」
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恋愛ラボ 1 (まんがタイムコミックス)

宮原るりの「恋愛ラボ」1~9巻を読了。昨年10月頃に購入してずっと塩漬けになっていましたが、GWでようやく既刊をすべて読むことができました。アニメ化されたのは4巻までということで、先の話がぎっしり。見所はやっぱり、リコ達の恋愛「実践」。アニメでは登場はしてもそこまで目立てなかったナギやヤンなどが大きく関わってきます。もっとも、アニメ後の話で急に恋仲になったりするわけではなく、進行はあくまで緩やか。そしてだからこそ、自分の気持ちに戸惑うリコ達の様子に真実味がある。7巻でようやくリコが「観念」するシーンなどは、ここまで彼女を微笑ましく見守ってきた読者なら悶絶間違いなし。
そうした恋愛研究から本当に恋に落ちていく様子は爆発力が非常に高く、これをアニメで見たかった!と思う一方、これをアニメ化したらどこで切ったらいいの?ともなるわけで、4巻で終了というのは唯一にして最大の区切りどころだったんだろうなあ、とも思います。あそこであれば、リコとマキの友情の物語として話を締めくくることができるわけですから。しかしやっぱりその先もアニメで見てみたいw まあその前に、この漫画の方で彼女達の恋の行く末がどうなるかが気になって仕方ないのですけど。次巻が待ち遠しい!
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恋愛ラボ #06「最低伝説リコ」
恋愛ラボ #07「いざ倉橋家!」
恋愛ラボ #08「ワイルドな君へ……」
恋愛ラボ #09「その笑顔が……」
恋愛ラボ #10「よりぬき生徒会(撮り下ろし)」
恋愛ラボ #11「恋愛ラボ?」
恋愛ラボ #12「ずっと友達でいてくださいね」
恋愛ラボ #13(最終回)「その手を重ねて」

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